お疲れ様です。
柾木です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
世界一過酷と言われるサハラマラソン252km完走して、業務に復帰することができました。
最終的な順位は141位/842人中でした。
世界一過酷と言われるサハラマラソン252km完走して、業務に復帰することができました。
最終的な順位は141位/842人中でした。
正直なところ自分の走力では良くて300位以内に入れたら上出来だと思っていたので、
予想以上に良い結果に驚いています。
予想以上に良い結果に驚いています。
ただ世界一過酷なマラソンというだけあって、決して楽な戦いではありませんでした。
ステージレースなので日に日にダメージは蓄積していきます。
走っている時以外も自給自足で過酷な環境下で生活するので、しっかりと回復して翌日を迎えるということも難しい状況でした。
ステージレースなので日に日にダメージは蓄積していきます。
走っている時以外も自給自足で過酷な環境下で生活するので、しっかりと回復して翌日を迎えるということも難しい状況でした。
思ったよりも苦戦を強いられた原因が2つあります。
まず荷物を軽量化できず、水を入れると合計11.5kgほどの重さになってしまったこと、
なかなか暑さに適応できずに熱中症になりかけたりと第二ステージまでは苦しい戦いでした。
ただ第三ステージからはやっと環境にも適応できてなんとか立て直すことができました。
自分は足が遅いので他の選手と差をつけるにはCP(チェックポイント)をいかに短時間で抜けるかが勝負でした。
特に第3ステージのオーバーナイトステージでは、日が暮れてからは水分補給だけ
ですぐに出発するように心がけたのが良い結果に繋がったのだと思います。
ですぐに出発するように心がけたのが良い結果に繋がったのだと思います。
体が疲れていようと粘り強く進み続ける力は、去年マラソンやトレイルラニングの大会に沢山出て、制限時間に追われまくった経験が活きました。
また過去のサハラ出場者の方が自主開催してくれた金華山信長トレイル100マイルや、
夜通し70km走った有馬オーバーナイト練習は本当に血肉となりました。
あれがなければオーバーナイトステージをここまでスムーズに乗り越えることはできませんでした。
夜通し70km走った有馬オーバーナイト練習は本当に血肉となりました。
あれがなければオーバーナイトステージをここまでスムーズに乗り越えることはできませんでした。
改めて振り返ると本当にクレイジーな大会だなと思います。
当たり前ですが、「水以外の荷物を背負ってサハラ砂漠を250キロ走ります」
と口でいうのと実際やってみるのとでは全く違うことを痛感しました。
と口でいうのと実際やってみるのとでは全く違うことを痛感しました。
現地では快適という言葉の意味を忘れるくらいには、不快な生活を満喫することができました。
まともな食事は取れないし、共同生活なのでプライバシーはありません。
体は汗と砂にまみれ、穴という穴には砂が詰まります。口の中も常にジャリジャリです。
体は汗と砂にまみれ、穴という穴には砂が詰まります。口の中も常にジャリジャリです。
太陽が昇るとまるでオーブントースターの中にいるような灼熱地獄となり、
夜は一変して温度が下がり真夜中に寒さで目を覚まします。
夜は一変して温度が下がり真夜中に寒さで目を覚まします。
またやっとの思いでゴールしてテントに戻ってもゆっくり休めません。
砂嵐が頻発するため、1分も経たないうちにテント内のもの全てに砂が積もってしまいます。
レース後のビバークは足をひきずって歩く参加者で溢れかえります。
そしてその数は日に日に増えていく。自分も例に漏れずその仲間でした。
また日が経つにつれてだんだんと羞恥心を忘れ、男女問わず下着で歩き回るようになります。
人々はテントの近くから枯れ枝を集めて火を起こして調理をする人もいます。
まるで現代から原始時代に逆行していくような不思議な体験でした。
今回の体験は間違いなく自分の人生史上最高に苦しく、同時に最高に楽しく学びがありました。
サハラ砂漠での充実した日々を共に過ごし、乗り越えた仲間たちは生涯の宝物です。
自分にとってサハラマラソンとは夢であり、壮大な目標の一つでした。
出場が決まってからは、仕事以外のほとんど全ての時間をサハラマラソン完走のために費やしました。
とはいえ元々が怠惰な人間なのでサボる時はしっかりとサボってましたけど。。苦笑
それでも今の自分のベストは尽くせたかなと思っています。
まだ入社の浅い自分を信じ、サハラマラソン出場のチャンスをくれた社長には深く感謝申し上げます。
そして準備段階からフォローしてくださったサハラマラソンOBの皆様、
フェイスブックで現地の選手が知るよりも細かい情報を随時発信してくださった
サンドネジャック班の皆様もありがとうございました。
フェイスブックで現地の選手が知るよりも細かい情報を随時発信してくださった
サンドネジャック班の皆様もありがとうございました。
おかげで職場の仲間や知人達にもしっかりと応援してもらうことができました。
そして応援していただいた全ての皆様、本当にありがとうございました!
一人ではここまで力を出し切ることはできませんでした。
【大会結果】
Stage1 31.1km Rank 297 Time 4:28:32
Stage2 40.8km Rank 183 Time 6:04:14
Stage3 85.3km Rank 164 Time 15:50:36
Stage4 43.1km Rank 101 Time 5:28:22
Stage5 31.4km Rank 91 Time 3:31:19
Stage6 21.1km Rank 136 Time 2:08:32
Total 252.8km
General Rank 141 Time 37:31:35
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