2007年3月6日

ビジネスプラン

大阪での仕事を終え一安心。
昨日は大学の友人の家に泊まって一緒に飲んだ。
彼は最近までバーマジシャンをやっていて、最近独立準備に取り掛かりだした。ビジネスプランとしては堪能な語学と秀でたマジックのスキル、業界の人脈を利用した実現性の高いもので、この前のドリームゲートの挑戦者蔡に出ていてもきっといいところに食い込んだのではないだろうか。
まだ公開レベルに達していないという事で紹介できるところにまできていないのだが、個人的にはブラッシュアップしてくれる支援者がいればちゃんと成功のレールに乗せられるものだと思った。コラボれるところもきっとあると思うので、是非一件成約するところまで走ってみて欲しい。

2007年3月3日

管理能力の育成

責任をもって仕事をしてもらうためには、その人が担当する責任の範囲の管理能力を育成していくフェーズを事前に作らなければいけない。
「自分の身の回りの事で手一杯」という状況から一つ抜け出してもらってチームの管理者として何をしなきゃいけないのかという部分を自分なりに把握していく事が大事だと思う。
マニュアル化されている部分に従うのは最低限として、気にしてフォローしておきたい事は何か、出来ればやっておきたい事はなにか、と優先順位をつけて取り組んでいけば「指示待ち管理者」のレベルから一歩抜ける事ができるのだと思う。
管理者を育成したいと考える経営の視点から考えてみると、私はよく3ステップで取り組んでもらえるように心がけている。
初めは物品の管理。次に情報の管理。最後に人間の管理。
目に見える不定のものから徐々に不可視で不定な管理しづらいものを掌握するといったように、段階的に訓練をつんでいくことが重要だと思う。
物の管理はルールも固まっている事が多いし、丁寧に気をつけていればイレギュラーがあっても判明も早く対応も難しくない。だからこそ引き継ぐにしても「ミスの無いように」を中心に責任感の部分だけを認識してもらえれば管理者としては合格ラインに届く。新しく物品を管理する必要があったとしても同様な例を踏襲すれば充分に対応可能だろう。
情報の管理になるとグッと難度が増して、参加するメンバによっては情報を共有する区分けを作る必要もあるしスキルによっては手法も変える必要がある。ノウハウ的なものはそもそもデジタルデータに落とし込みすることすら難しい事が多い。セキュリティと利便性の綱引きも状況によって変わってくる。
つまりはアグレッシブに状況を拾い、現状に合う対策を考え、運用していくといったように、主体的に管理する能力が求められる。新しい情報システムを構築しようとする事は組織そのものを作ることにつながるのだと思う。
そして最後に一番大変だと思うのは人の管理になるだろう。人の持っている悩みの深さや重さ、仕事や仕事にかかわる人に対する感じ方というのは絶えず変化していて、「こうすれば正解」といったものは作りえない。信頼関係というのは一対一で地道に作り上げていくより他は無いと思うし、そういった各者の状況に配慮しつつも、チームとしての方向性に沿う形に持っていかなければならない。居酒屋で話題になる一番重たいテーマはいつもこれだ。
我々のようなベンチャーは、一番下っ端からいきなりトップに躍り出るケースが多く、「管理」は手探りで進んでいき前任者のノウハウが引き継げずにイチから築き上げなければいけない。
なかでも「管理者」を育成していくとなってはこれがまたとても大変で、試行錯誤で取り組んでいる。
「組織」を創るのだと決めた以上、トレーナーズトレーナーの育成は早くから始めるにこした事は無いと思うし、ここが次のステップに臨むための避けては通れない道なんだと思う。

2007年3月2日

今週は

ちょっとどうにもならないほど、考えなければならない事ややらなきゃいけない事で細かい部分に手が回っていない。
とりあえず、日曜日の夜勤ワークを乗り越えるところまで頑張ろう。
落ち着いたらまたブログもゆっくり更新して行きたいと思いますので、ちょっとブログお休みします。月曜日には復帰できると思いますのでよろしくお願いします!

2007年2月26日

NDA

情報処理系の業界にいると、どのようにビジネス展開をしていこうとしても「秘密保持」についての基本的なモラルや知識については最低限抑えておかないと話にならないし、企業間であっても対個人であったも契約を結ぶ際には慎重に運ばないと痛い思いをしてしまう。
私自身はというと昔から「法務」というのはあまり得意ではない分野で、専門家の意見を聞いたり関連者や承認者の許可を取る必要があったりで、とかく時間がかかったあげくに後悔する事の多い分野である。
NDAに時間を取られている隙に肝心のビジネスタイミングを逸してしまったという経験は、我々ベンチャラーだけではなく多くの新規ビジネスを考えるビジネスマンやアウトソーサーにも共通してある経験じゃないだろうか。
創業期はこのあたりが適当であとになってから見直して無茶な条件で結んでいた事に気が付いたり、そもそもまったく契約が無かったりボロボロな状態になりがちだし、こちらから作成するときは前述のように守りに入りすぎて時間ばかり経過したりすり合う可能性を自分から狭めたりと折角の関係を崩してしまう事も多かった。
さて、そんな経験を通じて今感じているポイントは、「必要最低限」「できるだけ自分は一歩譲る」「無理だと思ったら契約事態を諦める」という事。契約はお互いが身を守るためのもの。できれば自分も相手にとってもきちんとしたものを結んでおくに越した事は無い。しかし、守れないほど詳細だったり、相手にあまりにメリットがよりすぎている場合は、かえって害になる事の方が多い。それでも取引するために絶対にその秘密保持契約が必要という事であれば、本当にその人や組織と付き合っていきたいのかもう一度ゆっくり考えてみたほうが良いと思う。
あとはいいアドバイザーを持っている事。自分の専門分野と法務に精通している味方がいるとしたらこんなに心強い事はない。

2007年2月25日

KOBE証券

昨日証券時代の友人が仕事で名古屋に出てきているというので、一緒に飲んだときの話。
私がコスモ証券でネットレの企画等を行っていたとき、私の仕事を高く評価していただいていた経営者がいた。当時、COOとして社内業務を一手に取り仕切っていた石井さんという人だ。
まだ社内でのインターネットでの株取引も採算的にどうかという時代にも積極的に新しいビジネスにチャレンジする姿勢は非常に頼もしく感じた。
私が前職を辞めようと決意した一つの理由は、石井氏から現在のコスモ証券の社長に経営の舵取りが移ったからという事もある。
その後石井氏は会社を移って商品先物のオンライントレードを切り拓いていき、私はベンチャー起業を志して道は大きく分かれてしまったが、私の中で石井氏は今でも気になる経営者のひとりである。
その石井氏が今度KOBE証券の社長として経営の舵をとる事になったそうだ。
あの頃と今では証券業界におけるインターネットの位置づけは大きく異なっているし、あの頃前面に押し出してきた「安さ」「定額制」で勝負してきたビジネスモデルでは今から参入という後発のデメリットを解消できないのは間違いない。
石井氏が三貴時代に創り上げた商品先物オンライントレード「Invast」とKOBE証券の事業ドメインとなっている新興市場やベンチャー等に対する強みをうまく活かすことが出来るか。
なんにしてもこれからの石井氏とKOBE証券のビジネス展開は非常に楽しみである。
KOBE証券のホームページ