2009年4月20日
突破力、というのは不可避性の高い現場ワークでは必要不可欠なものだ。
はじめから答えが用意されていないもの。充分な計画が立たず走らねばならないもの。過度のストレス耐性を要求されるもの。チームとしての総合力が試されるもの。
どんなに技術があったとしても、お金や運用体制を確立しても、突破力の無い人物や組織では信頼をかちえない。仕事を完遂する粘り強さや複雑な人間関係を捌ききれるメンタルなタフさが難度の高い壁を突破する大きな力になる。
簡単に怒るな。簡単に諦めるな。簡単に仕事を投げだすな。簡単に人のせいにするな。簡単に他人の時間を奪うな。簡単に自分の能力を見切るな。
質の高い仕事をするためには、中々簡単にはいかないものだ。簡単な仕事になっているのは、誰かが汗をかいて調整しているからなのだ。多少の悪条件でも突破できる力を育てていかなければいけない。
2009年3月28日
メインの人が何かの事情で担当できなくなったとき、代理で誰かが担当できるのが「組織」だ。
その層が厚ければ厚いほど信頼性も高いし、当然いずれはその代理の人がその役割のメインを張る事になるかもしれない。
だから自分の仕事が一通りきっちりこなせる様になったら、自分の仕事が他の人にもできるように誰かに引き継いでいくことも大切だし、他の人の仕事を積極的に覚えていく姿勢も大切だ。
全員が自分の現在行っている業務だけ処理できれば良いと考えていれば、その組織に成長はないし、担当している業務が終了してしまった場合にはやれることが無くなってしまう。
営業職や企画職のように自分が仕事を生み出していく立場の人間であれば、個人プレイだけでも利益という形である程度の組織への貢献は計れるのかもしれないが、○○しかわからない・・といった状況は、利益の大きさと同じだけ組織にとってはリスクになるので、やはりどんな職位であったとしてもリザーバーの存在意義は組織にとっては大切なことだ。
そんなことは誰にだってわかっている。
しかし、忙しすぎると中々プラスアルファの仕事を覚えたり、誰かに仕事を教えたりという時間は裂けないものだ。
今は、多くの会社が極端に人を減らしてしまっているので、極少数の超絶多忙人間と、働きたくても働けない、あるいはやれることのない人間の二極化がどんどん進んでいる。
必要以上のリストラで人員を最小限にしてしまった組織はいざ攻勢に打って出ようとするときに本当に後悔することになると思う。
一方で、こういう時代にコストをしっかりかけて、自社のリザーバーをきちんと育成していく企業、或いはお客様の業務のリザーバーまで務められるようになっている企業は、大きな伸びしろを持つことになる。
コストがかかっているのはリスクではない。目先の利益を取ってリザーバーを残せない体質になってしまうことのほうが危ないのだと思う。
2009年3月24日
2009年3月24日
世界的なリセッションで確かにモノを売るのが難しくなっている。
海外市場を当てにしてきた生産現場は酷い事になっている。
在庫を吐き出すまでは、設備投資も生産もキュゥッと縮まざるを得ない経営の事情も良くわかる。
だけど、こういうときは人は前向きであろうとするし、助け合おうとする。新規の営業をする人は感じているのかもしれないけれど、最近は色々な人が話を聞いてくれるし、飛び込んでくるような見ず知らずの人にも自分の事や現状を話したがる。不安だと人は誰かになんでもいいので話をしたくなるものなんだと思う。まぁ一方で余剰資金はどこも無いと思うので「話はするけど買わないよ」という事になるとは思うけれど。
当社のサービスはプッシュしたからといって、お客様から注文が沸いて出るものではない。お客様がこんな仕事とってきたよ。人手が足りないよ。ノウハウが無いよ。となってから初めて仕事が発生するので、いかにタイムリーに相談に乗って融通を利かせ、フットワークよく動けるかが営業の仕事のポイントになる。「いつでも気軽に相談してくださいね。」というのは保険の営業に似ているなぁといつも感じる。
こういう時勢にうちのような営業はやりやすい。
プッシュして売るようなものは何も持っていないし、気軽に相談できる関係さえ築いていれば良いので、会って話せればニーズは後からでかまわない。どうせモノは壊れるから保守する人は必要なのだし、パソコンをナマモノのように数年で買い替え続けたり、新規の設定が必要なシーンがあったりするのは、景気がドウコウというのとそれほどかかわりは無い。
と、いうことで、今は人との繋がり強化重視で。新規のお客様のお仕事は、やり方が既存とは違ってスタッフも大変だと思うけれど、柔軟に対応していきましょう。
2009年3月12日
毎年インターンから教わる事はとても多い。
思えば、ユーチューブもニコニコ動画もミクシーも殆どインターン経由の情報だ。
学生の中で流行っているものは、合法か違法かの線すら引かれていないものも多く怪しくてこういう場所には書きにくいけれど、大きな流れを作っていく原動力になる。
流行りモノを楽しいという視点だけで使っている状態は第一段階。根底にある発想を理解して自分なりに味付けするのが第二段階。それをビジネスに載せるのが第三段階だとすると、動画サービス系のものやコンテンツの加工ものは、中々第三段階にまで上がれずにいるのだと思う。
最近上場にメリットが少なくて、ビジネスに乗る前にサービスを売り払うケースもベンチャーには増えているので、ゴールの形ももっと成熟していかなきゃ遊びの範囲を超えるのは難しいかもしれないね。
ともあれ、今流行っているものを自分なりに考えるってのは楽しい。
いつか大きな流れに自分が参加することがあるかもしれないしね。
また、インターン受け入れます。
良いネタ持ってきてください。