2010年10月15日
久しぶりの更新になります。
小さな会社で大きな仕事を請けてしまうと、どうしても社長以下全員が目の前の作業に追われてしまいますね。
反省の意味を込めて、今回の主題は「お仕事がある時に打つべき策」を考えてみようと思います。
目先の業務の取り回しで目一杯になってしまうと、営業的な活動が中々出来なくて、案件の収束期に新たな仕事を確保できなくなってしまうこと。大きなお仕事を戴けるお客様ばかりに手をかけて、長く安定的に付き合っていただいているお客様にまで手が届かなくなってしまう事。人材の獲得や教育など、長い期間をかけて継続的に行なわなければならない事がストップしてしまう事。
売上等に心配をしなくても良い反面、気をつけなければならない事がたくさん出てきます。
さて、お仕事がある時に打つべき策。本日の主題ですが、このテーマの第一位はズバリ「人事」。
人事は、ヒマな時にはできない事なのです。少なくとも効果的にできない。
弛緩した雰囲気の中で採った人材は、中々スタートダッシュが効かないし、育成にしても身についていかない。忙しい中でこそ、きちっと選抜し、育成し、きちんと戦力に落とし込んでいく必要があり、それが継続的な社業の発展につながっていくのだと思います。
2010年8月11日
だんだん仕事量が増えてきていて、各社体制の強化に走っている。
この2年くらいの縮小でどこの会社もコアスタッフ以外の人が維持しきれていないので、いざボリュームが増してくると折角の仕事をこなしきれなくなるのだ。
そうなると、体制を維持して品質を落とすことなく、ぐっと我慢してきた会社は強い。
お客様やパートナー企業さんを回っていると、一つの流れに気がつく。
「既存のやり方では駄目だ」という事。
意味するところは二つあって、ひとつは今までブランドや信用を期待して、それなりに大きな会社に依頼していた会社が、積極的に小規模集団を開拓しながらパートナーにしているという事。もう一つは、個人事業のように体制を持たずに一人でやっているところにはお願いしにくい仕事が増えたという事。
流れを引き起こしているのは、この不景気の間で進んだ人事異動が根底にある。仕事が無くて疎遠になっている間に担当者が移動になったり独立したり、引退したり、抜擢されたり。
俗人的なやり方をしていた企業ほど、人が変わることによる体制の変更は激しい。
コストは厳しくいわれているし、かといって一人を一月なり一年なり、丸々食べさせられる仕事ボリュームは無い。しかし突然ボリュームが増えて仕事の重なる日は増えているし、こなしきれない状況や取りこぼしは許されない。。そんなちょっと要求として実現が難しい担当者の気持ちに応えられる体制を持っている事業体が中々無いのだろう。
うちのようにスポットを得意としている会社にとっては、チャンスになりえるし、変化の潮目を感じ取れない会社にとっては、この数年は厳しい転換点を向かえそうだ。
2010年7月22日
今行なっている案件で、軽貨物用の車輌を2台購入したのだけど、秋頃にその案件が終わったら、車輌をどうしようかという事を今考えている。1台はアテがあるのだけど、もう1台、普通に乗っているだけじゃ勿体無くて。
丁度、中区丸の内というイイ場所に車輌があって、スポットができるし、それ程運搬で稼ごうと思っているわけでもないので、使い方次第で非常に強みが発揮できると思うのだけど。
特に、元々事業柄、設置や設定を得意としているし、何よりも運送業界の方たちから見るとドライバースタッフとしてみれば若い(笑)
昔取引していた会社さんで、この軽貨物を突破口の強みとして営業していた会社があったけれど、これは確かにやり方次第で面白いよなぁと思う。
2010年7月16日
この半年は、本当にお取引先が増えた。
東京でのアプローチがその大半だけれど、ご紹介や過去にお顔合わせしていた会社さんとのお付き合いの再開、新規開拓営業の成果等、地道な取り組みが現在急接近という形で見えてきているのだろうと思う。
初回のお取引の際に気をつけていることがある。
「最初は自社の利や理を通さない」という事。
景気が悪い時期はどうしても自社の利益を先に確保したくなるし、仕事のやり方もこれまでやってきた自社の文化に合わせたくなる。
しかし、請ける立場であっても、お願いする立場であっても、最初はきちんと相手側に利益が乗る形にすること。相手の文化ややり方に合わせること。
採算化するのは、しっかり何でも話せるくらい親しくなってからで充分。
2010年7月2日
8期に入った。
毎年、色々な出来事があって、良い話も大ピンチもそれなりに訪れて、今日一日がまた始まる。
昨日は8期初日だったので、普段日常の作業や手配に追われて中々手の回らない、少し先を見据えた経営の方向性や採用について考えていた。
7期は、創業以来といっていい厳しい期だった。
社員も皆、厳しい状況を良く認識してもらって一つ一つの仕事に本当に丁寧に対応して来たと思う。
厳しい時だから、防衛的に、利己的になる人や組織は私たちの周りでも増えていたと思う。しかし厳しい時だからこそ相手のことを思いやれる繋がりだけが、良好な関係として続くという事が明らかになる一年だった。
この8期は、深い信頼関係を築いていく事に力を入れていこうと思う。誰かの役に立つ為に、我々は何をすることができるかという事を当社の全員が深く考えていかなければならないと思う。
今期は会社としても大きく変わる一年になると思う。新しい考えに触れる機会も増えると思うので、「信頼関係を築く為に自分は何ができるのか」という心構えを皆が持つことが大切になる。