2019年11月14日
日向です。なんとなく三部作的な感じなので、新卒採用についても書いてみようと思います。
まず新卒採用。当社では専門学校を昔から中心にとっていて、今でも名古屋はHAL様と名古屋港学院専門学校様は、毎年学生を提案してくれていて本当にありがたく感じています。なので、全国的に名古屋は採りづらいといわれている中で、毎年結構手厚く採用できているのね。大阪もHAL様からは最近毎年提案戴けていて、すごい助かっています。困っているのは東京で、この数年、昔から付き合いのある専門学校にはとんでもない求人倍率で応募が来ているそうで、当社は学内説明会すら開けなくなっています。ということで、何年か前からマイナビとかリクナビとか使いながら大学生募集も始めているのです。
しかしながら、この王道系採用方式では、うちのような知名度の低い企業には全然応募が集まらなくて、実際には一人採れるかどうかみたいな状態が続いていました。結構いい金額を広告宣伝費に突っ込んでいるのにこの結果では・・ということで、近年力を入れているのはダイレクトリクルーティング。オファーボックスをはじめとして、今では様々なリーチによって学生にアプローチしています。で、最近感じている事は、選考の前倒し感が半端ないって事。もう、優秀な学生層は何らかの形で企業がリーチしているし、それにきちんと対応してくれている。もちろん例年の3月以降のリクナビ・マイナビ解禁に合わせてのスケジュールにもある程度の割合は乗っかるのだろうけれど、受け入れは年中することになりそうだ。冬のワンデーインターンも選考色がより強まると思うしね。
さて、それでも学生にかけるアドバイスは例年とあまり変わらずに、まずは、適性検査対策をきちんとする事。ホント、性格検査側すなおーに受けて、ストレス耐性やメンタルボロボロが発覚したり、言語系・非言語系の能力検査側、ぶっつけでやって足切りにかかる低い点になっちゃったりとか、避けなきゃいけません。特に、媒体側で実施して企業に公開している形の適性検査、登録後にやり直しが効かない上に、どの企業も見ることになるので、失敗すると後々まで響きます。性格検査はポジティブマインドで、能力検査は同種のものを何度かといたうえで、問題見たら例題とか読まずにすぐ取り掛かれるくらいにまでしとく事。スピードである程度差がついちゃうのだから、スタートダッシュが決まるだけでも相当アドバンテージが生まれるからね。
次に自己分析。やりたいこと。できること。やるべきだと思っている事(使命感や生き方)。自分の今までの人生から、ターニングポイントになった出来事やその判断基準を振り返って、must,will,canからキャリアアンカーを洗って、どんなキャリアにすすもっかなと考えたりする事。やりすぎる必要はないけど、せっかくの人生の大きな分岐点なのだから、棚卸は大事だよね。
その次に、業界研究と企業分析。特に絞れていないうちは、憧れからの企業分析から業界を俯瞰していくのが良いと思う。深く知って基準を作り、それから他を比べていく感じでね。大事なのは、代表者の声と実際に働いている人の声。代表者の言葉が共感できればビジョンマッチに繋がり、実際に働いている人の声がカルチャーマッチに繋がる。会社訪問でも、人事にOB紹介してもらうのでも何でもいいので、できれば人に会い、無理ならブログやSNSからそこで働いている人の声を拾い、共感できるか確かめていく。もちろん、ホームページや本で公表されている企業データがあれば拾って最低限分析しとく。
志望動機は、企業分析と自己分析ができたら、それを掛け合わせる感じで作りこんでいく。コミュ力やスキルマッチももちろん大事だし、選考ではみるんだけど、最優先や最終判断に大きく影響するのは志望動機だからね。やっぱり「うちに来たい」って想いの強い子は欲しいもの。活躍するのはその思いの強い人だし。
ということで、当社を志望してくれる学生さん達にも是非、うちの企業研究をお願いしたいな。私の考えている事はこのブログにも書いてるし、フェイスブックとか見てもらえるとどんなことしているのかわかると思うし。一緒にご飯食べにいってもいい。会社訪問も大歓迎だし、いくらでも社員と話す機会作るしね。新卒採用のミスマッチはお互いに本当にイタい。是非すり合わせに来てほしいなぁ。
私自身は新卒で入ったコスモ証券時代、本当にビジネスのイロハを教わったし、今でも凄く活きていて感謝しているんだよね。でも今の会社立ち上げちゃったので、結局はコスモ証券には返しきれていないんだけど、それなら自分の会社の新卒の子達に自分がやってもらったことは返していきたいなって思っている。社会ってそうやって還元されながら回っていくもんだと思うしね。新卒の時に身につく基礎ビジネススキルって本当に重要で、万一、早期の離職で機会を失っちゃうと取り戻すのが難しいのは、第二新卒の回で述べた通りなんだけど、私の会社に新卒で入ってくれた子達には幸せになって欲しいからね。是非、強く望んでうちに入ってもらい、定着してほしいな。
21卒の採用、進めているところだけど。20卒ももちろん大歓迎です。応募迷っているようであれば、是非声かけてください。
2019年11月13日
日向です。今日は中途採用について書きましょう。当社では、中途採用組たくさんいまして、どちらかというと未経験、他業種の人をたくさん採っています。見ているのは、人柄と定着するか、そして何よりもうちのビジョンに会うか、カルチャーにあうかというところ。もちろん技術の会社なのでスキルも大事なのだけど、それよりも大切なのは、きちんとお客様をファンにしようと努力してくれるか。社内やパートナーの方々と、仲良く尊敬しあって仕事を進めることができるかって事ですね。「つなぎたいのは気持ちです」って想い、大事にしてもらえるかどうかですね。
文系職種一筋だったんです、とか、プログラム書くどころか見たこともないんですが・・みたいな人も全然OKで、むしろ営業や接客をやっていた人のほうが、当社の期待する適性に近いかなと思っています。
中途採用で当社に応募してくれている人たちに、まずお伝えしたいのは、うちはカスタマーエンジニア、フィールドエンジニアの会社ですよという事。開発職希望の人やずーっとパソコン相手にしていたい人は、完全にミスマッチです。コーディネート・アサイナー職もありますので、事務所で仕事をしたいって人もアサイン担当するならOKですが、基本は皆現場を理解する必要があります。
そして次に考えて欲しいのが、「志望動機」です。新卒や第二新卒に比べて、中途採用者はどうしても数あるIT企業の中で、カスタマーサポート業の中で、「当社」に来たい!って気持ちで来る人は少ないと思います。まぁ新卒採用にありがちな夢の為やら社会貢献している当社のほにゃらら・・みたいなところに惹かれてくれる人は年齢とともに少なくなり、そりゃほら、生活のためだよとか、IT職で探してたら広告媒体に載っててそのままポチりました・・とか、そういうリアリティ溢れる真実が横たわっているのですが、私が欲しいのは「当社に来たい!」というその気持ちです。というか、当社で活躍している人は、全員そういう想いで仕事してくれていますし、だからこそ活躍し、定着し、ってなるわけですし、すっごいお客様受けが良くてスキルの高い人でも、当社の事はどうでもいいやと思っている人は、むしろ大ダメージを残しながら当社を去って行ったりするんですよね。方向性の大きく違う優秀な人は、正直、私は恐ろしいです。ということで、私のブログ読んでみたり、フェイスブック見てみたり、社内報読んだり、社員の声聞いてみたりして、できるかぎりうちの会社を知ってもらって、「当社へ」入りたいって志望動機作ったうえで来てください。
もう一つ知っておいてほしいのが、うちの嫌なところです。まず一つ目に、お休みが安定しないことです。当社はサービス業で、土日や祝日にお仕事が入り平日にお休みが振り替えられる事があります。夜間のお仕事もあります。病院案件では、年末年始やゴールデンウィークにしか作業ができないこともありますし、デパートなどのポスレジの入れ替えなどは、窓口が閉まった夜間にしかできないからです。休日にしか止められないネットワーク・サーバ等もありますし、そういう仕事なんです。業界でいう24時間365日携帯握りしめて保守に走り回る、というのはお客様先でのその手の案件に携わらない限り今のところ当社内では請け負っていませんが、それでも予定が入る場合には嫌だというわけにはいきません。パートナーのスタッフが都合で行けなくなってしまった場合などには社員がフォローで巻き取ることもあります。何曜日の夜には習い事が・・等のようなことを優先させてあげるわけにはなかなかいきません。
それに、出張も多いです。当社のサービス拠点は、全国に9か所。名古屋本社でいえば、東海3県プラス浜松、場合によっては長野まで走ります。大手のお客様拠点が各県に、場合によっては数か所あることに比べれば、移動距離が長いのはお分かりいただけると思います。もちろん前泊することもあります。
そして、基本的にはお客様が大手メーカー中心であることから、しっかりした服装や規律正しい業務指示順守が求められます。スーツなどのビジネススタイルで働くことは当社の大事なブランディングで、ITベンチャーによくあるようなイケてる学生に好まれる私服・派手な髪形・髭などは、NGです。
また、理不尽なお客様も中にはいらっしゃいますが、不満や怒りを振りまく自由もありません。高いスキルや経験をお持ちの社員が完璧に現地業務を完遂しも接客技術が悪ければ、クレームを戴くこともあります。
さて、デメリットばかりを書きましたが、もちろん当社の魅力も沢山あります。
まずは、まだまだ小さくてポジションが沢山空いている所。正直、拡大傾向で成長してきましたので、人材の育成の中でも特に管理職が育っていません。若い子でも中核の業務をやっていますし、当社で実績を上げ、信頼をつかみ取って、自ら手を挙げる人であれば重要なポジションで会社の中核業務を担えます。もちろんマネジメントへのキャリアパスよりも、スペシャリストとして現場で力を発揮したいという人も大歓迎で、お客様からの要望はまだまだ充足まで程遠い状態です。技術を磨き、お客様を大切にして、当社のファンを増やしていくのに協力していただきたいと思います。
また、中途社員も近年採用をどんどん拡大し、どの世代でも気軽に聞きやすい仲間が社内にいますし、中途入社にもメンターが付き、社内のちょっとした疑問点や人間関係の聞きにくいことなどを気軽に聞けて、社内に溶け込みやすい環境づくりをしています。
技術力を高める資格補助や、既卒者へも適応している奨学金補助制度等、社員の声を反映した制度を導入してきています。文系出身、未経験者でも業務にできるだけ早くなじめるよう、社内でもノウハウを積んできているので、IT技術者のファーストステップとしても広い門戸が広がっているといえます。実際にカスタマーエンジニア職そのものが、IT技術職の中でも幅広い分野を網羅しており、未経験者の登竜門的な位置づけでもあります。
最後に、当社は有給休暇の消化を会社を挙げて進めていまして、年間休日が少ない(祝日も稼働日扱いのため)、土日も仕事の時がある、みたいな不利なところもありますが、ココゾというタイミングではお休みの取りやすい会社です。
友達の結婚式とか、コミケとか、子供の発表会とか、その人個人にとって大事な日ってありますよね。そういう日には、みんな協力して休みを確保してくれます。祝日も現場が無い時は、有給消化日にして休んでいますしね。今のところ、有給休暇は1年に限り持ち越せるのですが、昨年分が消されちゃわないような感じで有給消化が進んでいる感じですね。(人によっては当年分無くなっちゃう人もいますけど)。
去年まで、当社の社員採用、私の一発面接(と適性検査)で採っていたのですが、最近は人事社員とエリア統括(か、現地オフィスの拠点長)の2回で行うことが多くなりました。私もたまに混じりますが・・。中途採用って、採用効率的には応募から採用までの時間との勝負なところもあって、さすがに3回は多いからということで私との面談はなくなっている事も多いのですが、内定後の内定承諾までの検討期間とか、一次面接した後に二次面接するかどうか迷っているとか、うちの選考途中に他から内定貰ったんだけど、日向との面談した後に決めたいなという人がいたら、人事あてに面談の希望出して貰ったら、できる限り時間調整します。私もホントは社員採るときには全員と話したいですしね。
それでは、是非たくさんの応募をお待ちしています!
2019年11月12日
日向です。第二新卒者の面接、する機会すっごく増えてきたので、私の想う第二新卒採用や運用について書こうかな。
まず、第二新卒者が新卒に比べて不利な点と、有利な点があるからそこを抑えて応募者側は就活すると良いと思うんだよね。まず不利な点は、なんといっても、新卒で入った会社をあっという間に辞めていたり、全然学生時代就活してこなかったりしていたこと。公務員落選組は仕方ないとして、この稀にみる売り手市場で就活してこずプラチナチケットを失っちゃうのはすごい勿体ない。新卒って、採るのにすごい時間かかるし、入ってから名刺交換やら敬語やら、メールやら、仕事がある程度できるまでの基礎スキルを身に着けるのに一斉に教育するのだけど、これにもすごい時間かかるし、お客様に怒られればフォローしなきゃいけないし、自身は働いていると思っていても会社的には負担になっている時期ってそれなりにあるのだよね。もちろん、入って即戦力ってわけにはいかないのは、実は中途でも同じなんだけどさ。それでも、ビジネス基礎があるかどうかは大きな違いなんだよね。それをフイにしちゃっているって事に、第二新卒の求職者は気が付いていない。新卒のプラチナチケットって入社までって事じゃなくて、入社後の研修期間にも及ぶって事。第二新卒ってことは、その基礎教育がさっぱし行われていないか身についていないことが殆どで、当社から一年以内に飛び出しちゃう新卒の子も、あまりに失礼な話し方するからお客様の前にはもうちょいだせん。とか、チェックなしでメールを社外に送らせるのは恐ろしすぎるって状態の子が多くて(むしろ定着する子は、1・2ヶ月で普通にできるようになったりする)、第二新卒として市場に出た後、絶対苦労しているだろうなぁと思ってしまう。話を戻すと、第二新卒として入社してくる子達には、新卒と同じように手厚い研修を個別にできる中小企業なんて中々なくて、普通の中途同様に、社内ルールのオリエンテーリングとOJT中心に育成することになる。そうすると、メールのCCとBCCの使い方の区別も知らない、連絡が来ても折り返さない、コート着て客先に突入してタメ口聞いてくるみたいな、ありがちな新卒新人的ミスを繰り広げると、叱られたり、評価下がったり、本人にとっても会社にとってもロクでも無いことになってしまう。それと、新卒研修の際には私もよく話題にするのだけど、教育には適齢期みたいなものがあって、英語などの言語分野の耳や脳を作るには3歳~7歳までとか、抽象概念を抑えるには小学校高学年までとか、そういうのがあるでしょう?ビジネス基礎知識がその人に落とし込めるのにも適齢期や限界があって、できれば20代前半までのできるだけ早く。30近くになると厳しくて、30歳オーバーになると相当ビジネス基礎を落とし込むのは難しい。30歳まで敬語で話せないビジネスパーソンはずっと失礼な言葉で話し続けるし、報告や連絡ができない人は、改善できない。優先順位をつけることや自分で仕事のリマインダーをすることもできなくなっちゃう。聞いて、ふむふむって頭で理解することはできるんだよ。でも実際に体得はできない。第二新卒ってそういう状態の入り口に立っちゃっているので、まずは仕事の基礎をなんとかして習得しなきゃいけない。どこかに就職して入社するのがゴールとか思っていると、基礎持っていないビジネスパーソンとしてはイタい存在になっちゃう可能性が十分あり得る。
一方、有利な点としては、なんといっても「若い」事。正直、就業期間の短い離職がマイナス要因なのは、新卒直後の若手だろうがベテランだろうが変わらないし、長く働いてほしいけれど、当社から転職する人は敵だーなんて、私も思っていないし世間も相当転職者に前向きになっている。ただそれでも、誰だろうが新しい環境で、新しい会社のルールの中、自分のベストパフォーマンスなんて出せるはずないし、会社のコアノウハウを引き継ぐにはそれなりの期間がかかるから、定着しなさそうなジョブホッパーに大事な仕事や客、機密、ノウハウを教えるのは抵抗があるし、教えた後すぐ離職されたときの損失は計り知れない。だからやっぱりある程度長く、うちの会社に就業してほしいなってのは、どんな会社でも偽らざる本音だと思う。そういう面からすると、若さってホントに有利。将来の可能性も長い期間期待できるし、吸収力も高い。カルチャーマッチする柔軟性も若いほど融通が利く。そして、新卒から時間がたっていないため、ちゃんと自己分析して企業研究してから応募することができる。更に、同年代帯の第二新卒は、前述したとおり基礎ビジネススキルが全くできていない人が限りなく多い。普通に頑張れば、頭一つ抜け出る事は新卒の時に比べて格段に簡単だと思う。
第二新卒でこの記事を読んでくれている子にアドバイスを送ろう。
1.応募書類を埋める。
20代の応募、嬉しいのだけどプロフィール、スッカスカの人が山ほどいる。上記の基礎スキルが足らないってのに繋がるのだけど、きちんとした写真を登録し、プロフィールやPRは8割以上埋める。それができれば、第二新卒の労働市場の上位3割には確実に入る。
2.適性検査の対策をする。
第二新卒の相当多くは、精神的に参っている。適性の性格検査のストレス耐性やネガティブ項目がひどいことになっていて、足切りが相当多い。企業は早期離職が怖いのです。まずはポジティブに。言語系・非言語系っぽい能力検査も、一冊練習しておけば、類題ばかりです。すごいいい点は必要ないけれど、平均くらいとれるかどうかは、仕事をする上で段取りする人か否か、という点で考えても重要でしょ?先天的に、理解力や処理能力で大幅に人より劣る人以外は、仕事と思ってきちんと準備しましょうよ。
3.選考のやり取りも大事にする。
メールがテンプレの一行だけとか、連絡がきても折り返さないとか、応募者のうちはお客様みたいなものだけど、入社してから絶対に苦労するだろうなと思います。辞退するときも、メールや転職サイトからでもいいのでちゃんと辞退意思表示するようにね。誰が見ているわけでもないけど、自分は自分を見ているし、そうした一つ一つの行動がキャリアを作っていくんだよ。
4.新卒と中途の違いを知る。
第二新卒は、どちらかというと中途扱い。先述の教育や運用もそうだけど、採用もね。企業側は、中途採用はやり取りの速さを重視しているし、候補者の夢や学生時代に取り組んだことよりも、目先の運用しようとしているポジションに適応できるか、カルチャーは合うか、チームに溶け込んで実績を上げ、長く続けてくれそうかって視点で選考している。でも、新卒のころにやっていた就活ノウハウは十分に通用して、きちんと自己分析をし自分にとってのキャリアアンカーは何か、きちんと業界研究しているか、会社研究をしているかって考えて志望動機を作り上げていくのはすごく大事。(むしろベテラン中途候補者は等閑にしてしまう)。それと、研修・研修って言い過ぎないこと。企業側は会社は学校じゃありませんって思っているから、新卒みたいに名刺交換から敬語の練習みたいな社会人のイロハを教えようなんてもう思っていないし、業務遂行上教えないといけないことは、中途であれ第二新卒であれ教えるからね。新卒のうちは、「それ教えてもらっていません。」っていうのは、ある程度上司の責任かなって思うけど、第二新卒以降は、社内ルールじゃなければ、調べろよって言われるだろうからね。
5.信頼を得る。
別にこれも全然第二新卒に限った話じゃないんだけど、新卒って採用から教育までの期間やコストが異常に掛かっているので大事にしようねっていう既存社員のコンセンサスが相当出来上がっている。言い換えると、だいぶお客様扱いな感じなのね。第二新卒や中途社員は、自分から信頼関係作りにいかないといけないから人間関係構築が苦手だと環境になじむのはなかなか難しい。うちの会社は中途採用数も多いし、上司もメンターも積極的にケアするように動くけど、信頼を得るためには、気配りもいるし、協調性も積極性も大事。ちゃんとそのあたりができる人は、自分の後に新しい社員が入った時にも優しく接してくれるしね。包容力の大きさみたいなのは、信頼関係作るのにすごい大切だよ。
とまぁ、たくさん書きましたが、第二新卒、今は市場も開けてきたし、チャンスも沢山ありますので、積極的にアタックしていくと良いと思う。当社も大歓迎だよ。
2019年11月11日
日向です。去年、営業と人事の専任社員を採用して、私自身は数字を見る時間や分析する時間、考える時間に仕事をする時間を割り振ることができるようになった。I-FLATなどの新規ビジネスももちろんだけど、会社を時間軸や空間軸でいうところの点では無くて、線として、面として捉えられるようになったのは、すごいありがたい。で、改めてこのカスタマーエンジニア、サービスエンジニア、フィールドエンジニアと呼ばれる業界のやりがいについて、感じるままに書いておこうと思う。きっと新しくこの業界に足を入れようかなって考えている人の参考にもなると思うから。
仕事の「やりがい」なんて、人それぞれだと思うんだけど、IT業でいうフィールドエンジニアは、なんといってもお客様から「感謝」の言葉が聞けるホントに希少な職種。なんといってもIT業界は開発にエンジニアの8割が集中している業界だからね。殆ど「お客様」が感じられないのIT業の中で、エンドユーザとの接点を持っている我々は、「ありがとう」って言葉に支えられながら毎日を過ごしている。仕事は一日一日の積み重ねだからね。社会の役に立ってるって感じられるのは幸せだと思う。
次はフィールドワークの気持ちの良さ。事務所内で社内政治とパソコン相手だけで一日の大半を過ごすより、いろいろな場所で仕事したいな、たくさんのお客様と仕事したいって人もたくさんいると思う。数字のノルマに追われる営業職はちょっとって思っている人でもカスタマーエンジニアは天職って思っている人、結構たくさんいるんだと思うんだよね。
それとなんといっても最新技術が好きな人。中でも、ITはホントに好きなんだけど、プログラマになりたいわけでは無いんだよねとか、そもそもプログラム言語にそれほど魅力感じないわーみたいな人もある程度の割合で存在する。むしろそういう人のほうが多いんじゃないかなぁ。もちろんインフラエンジニア側にだって、必要な知識や技術があるから、好奇心や向上心は必要だけど、興味ある人にはすごいやりがいのある仕事だと思うんだよね。
上記三つは、よく求人のPRでもインタビューに答えているんだけど、今日はもうちょっと書こう。
採用の際に、既存の社員と話す機会があるんだけど、そんな中で出てきた「やりがい」なんだけど、エンドユーザじゃなくて、メーカーさんとか商流・発注者みたいなお客さんや社内の仲間たちの期待に応えられて、育ててもらった恩を返せているなぁって実感できたときにやりがいを感じたよって話もあったし、困難な現場やクレーマー気質なエンドユーザが自分の接客やサービスで、最初怒っていたのに最後は笑顔になった!みたいな時に、自分が解決したんだ、横論で貰えたんだのように、自分の腕や接客があればこそってのにやりがいを感じたって話もあった。それと、自分が導入プロジェクトに携わった機器が使われているのを見るたびにそこに行くと誇らしい気持ちになるんだって人もいたんだよね。この辺は建設業とかのやりがいと共通するのかもしれない。
いっちばん聞いて嬉しいのは、「トライアンフの仲間たちと一つの苦しかったプロジェクトを成し遂げて飲む酒の旨さ」みたいな達成感を挙げてもらう時。仕事って嫌なことも苦しい時もあるのが普通だと思うのだけど、社員同士の支えがあって乗り越えられたってエピソードは、この事業興して良かったなぁって思います。でも、このやりがいは受け身な人からは絶対に聞くことができないし、困難なことにチャンレンジしなくちゃ得られないものだから、感じられない人にはずっと感じられないかもしれないよね。
なんにしても、私の仕事は働いてくれている人たちに、「この仕事はホントやりがいがあるよね!」って言ってもらえる会社を作ることだと思うので、フィールドエンジニアの魅力が社員に伝わっていくと良いな。頑張っていこう!
2019年10月14日