2005年3月9日
今週は仕事で千葉に来ている。
関東は久しぶりだ。二都進出を目指す当社としては、関東・関西の仕事も望むところである。一つ一つの仕事がきっと足がかりになっていくのだろう。
タイミングよく前職時代の友人からメールが届き、会おうという運びになる。
昔から人生の選択肢を何かしら選ぶ場合に、私は後悔というものをしないことにしている。しかし、反省すべき事もあるので、違う選択をしていたら・・という、所謂「あったかもしれない自分」というものを検証するようにしているのである。
旧友に会う場合には、その「あったかもしれない自分」に出会えるため非常に楽しい。昔ながらの問題点や、それに対応できないでいる硬直した組織。次々と辞めていく若手・専門家。
起業家としての選択をして心から正解だったと思う瞬間。一方で自分がそこにいれば変える事ができたかもしれない事、今ならやってみたいアイデアなども、次々に思い浮かぶ。
今と云う時を走り続ける自分ではあるが、過去を振り返るのも本当に楽しい。何よりも、かつていた仕事を誇りに思える自分が何よりもうれしい。
最後に一言かつての同士達に言葉を送ろう。俺は俺でがんばるから、まだまだ頑張れ!走り続けてくれ!
2005年3月8日
当社のように小さな会社が他企業との競争を生き抜いていくには何が必要か。
企業体としてのシステムやマネジメントはもちろん必要であるし、利益率の良い仕事をたくさん請ける。ということも必要ではある。
しかし、当社が一番大事にしていきたいのは、関係者の「気持ち」だ。フェアであること。うちは基本的に日給+残業時給で払っているのだが、請けがこの形とは限らない。たくさん店舗を回るならば、店舗毎の料金であったり、単純に時給であったりする。だが、どんなに短い時間であっても、一人の技術者が一日の予定をそれで縛られるのであれば、できる限り一日の金額として報酬は払いたい。だから、昨日は3店舗回って、今日は1店舗しかやっていないのに同じ料金なの?というのは、アンフェアだと思っていない。1店舗だけの金額であれば採算を割っていることも往々にしてあるのだ。そして、交通費が電車代でしっかり各個人分出ているのに、乗り合わせで行ってもらっていることもある。これは、請け金額が割れていたり、トントンだったりして交通費金額分くらいしか益が出せなさそうなときであるから、一見アンフェアそうに見えてもフェアだと思ってもらいたい。
創業期を知っているスタッフであるならばわかってもらえていると思うが、支払う金額は昔に比べてかなり増加している。新しく参加しているスタッフにも知ってもらいたいのだが、うちが所謂大手派遣系業者よりも良い報酬を提示できるのは、ひとえに時間をかけて当社の信頼を築いていってもらったスタッフの積み上げた努力のおかげだということを理解してほしい。経営に携わる者として、第一線をみんなと共に固める仲間として、積み上げてきた人達の「気持ち」をくみ上げていきたい。
さて、一方「気持ち」をくみ上げたいのは、クライアントからの依頼も同じである。「大変なのです。どうしても助けてほしい。」といわれた場合、または、「この一件がはじめてのお客さまなのです。今後伸ばしていきたいので、今回はこの金額でおねがいできますか?」と頼まれた場合、骨惜しみせず手を出していく、そんな企業でありたいと思う。一方「うちが金を出しているんだから、兵隊は只云うとおりに働けばいいんだよ。」という企業様のご依頼も余力があれば請けていきたいと思っている。ただし、前者であれば金額や労働条件もギリギリまで勉強させていただくが、後者であればガッチリ請求させていただく。
基本は、お金を出す側としてももらう側としても、気持ちを一緒に乗せていくということである。サービスを提供する側も、お金を渡す側も、貴賎などは存在しないのだ。気持ちよく仕事できるように支払う立場としてももらう立場としても、丁寧に、卑屈にならず、そしてフェアな気持ちを忘れないでいきたい。
2005年3月7日
私はソニーが好きである。
製品を心から愛している・・というわけではなく、あの会社の方針や発想、人材の魅力などの部分が好きなのである。今回の出井体制崩壊もこの上なくソニーらしくてすばらしいと思う。
カリスマ経営者が引っ張った創業時代、ブランドを築いた大賀体制。どちらもロマンにあふれていた。そして、どれほど過去の功績のある人材でも、また社長・会長という会社トップであっても、実績が伴わなければ退陣するという透明性の高いコーポレートガバナンス機能を築き上げた出井体制。今回の出井さん退陣はいわば、彼自身が築きあげたシステムにより彼が更迭される結果になったのだ。ボロボロに朽ちるまでとどまり続けたかつてのカリスマ大賀体制を考えると、この短い期間に新しい経営システムを築き上げた出井さんの力量には改めて頭が下がる。
しかしながら、久多良木さんにもソニーのトップをやってほしかったという残念な思いは捨てきれない。リスクを管理するのが企業経営であるのはわかるが、彼のような異才が活きるからこそ、ソニーはソニーらしいのではないか。ストリンガー体制になって、今後はどのようなソニーを見せてくれるのか。本当に楽しみな会社である。
2005年3月6日
当社のこのホームページを含むシステム関連ツールは、基本的に私の手作りである。
この手の作業は意外にハマってしまうもので、自分の思うように動かそうとして、いろいろ手を入れているとついつい時間を忘れてしまうものだ。
今回導入した予定表は、ウェブ報告に記載するとそのまま予定表にも書き込まれるような仕様にしたのだが、悩んだ部分は日付の部分。ウェブ報告では「1月2日」のような形で報告してもらっているが、予定表では「200050102」のような形にしなければならない。
なにか、うまい方法がきっとあるのだろうが、思いつかなかったので地味にひとつずつ解決していくことにする。
1.日をとる。→「1月2」
2.月で左右の数字を分ける。→「a=1.b=2」
3.a.b共に、二桁表示にする。→「a=01.b=02」
4.a.bをくっつける。→「0102」
5.頭に年を入れる。→「20050102」
自分で見ても、手作業のようなプログラムである。だから、けっして報告の際に数字の部分を全角で書いてはならない。「×1月2日」そうすると、「20050102」のようになってしまうから。
そういえば、今書きながら思ったのだが、確か全角数字を半角数字に直すのもあったなぁ。。
でも、みんなちゃんと半角で数字書いてくれているので、このままで行きましょ。
今後も希望のツールがあれば作っていきます。余力があれば。
2005年3月5日
当社の仕事は設置・設定であるため、仕事中は体を動かすことも多い。
前職の頃に比べて、非常に健康的ではあるのだが、スポーツをすると学生時代に比べて体力が衰えてきていることは否めない。
この日曜日は前々からスキーをしようと決めていた。「ヘブンス園原」は日帰りでスキーヤーだけのファミリーゲレンデである。朝10時ごろから滑り始め、お昼にはもう息が上がっている。これだけのハードスポーツを学生時代は2泊3日などで3日間通しで行っていたのだ。
途中からは、上級者コースや長い距離のコースはできる限り避け、比較的短い初・中級コースを選んですべる。雪に戦いを挑むよりも、景色や雰囲気を楽しむほうがいい。何よりも怪我をしないことが重要である。
スキーも学生だった頃に比べていろいろ変わった。カービングという丸みをおびた曲がりやすい板で、長さも身長マイナス10センチ程度と短い。スピードに乗っているときは板が暴れて扱いにくいが、小回りが利く。滑り方も換わっているらしく、昔は板をそろえて滑っていたが、今は肩幅位開くそうだ。ターンのときの重心も以前は外側の板にほとんど体重を預けて回っていたが、カービングでは均等に乗せて回るということらしい。
流行を追うつもりはないにしても、時代と共に滑りやすくなるのはうれしいことだ。