2006年8月20日

育成

今年4月から新卒の新入社員を一人採った。
サービス業では一人一人がとても重要な戦力で、たった一人でも足を引っ張るスタッフがいるとその影響は深刻だ。
もちろん、何も知らない新卒の子がいきなり即戦力になるとは思っていない。だがじっくり育てても入られないのが実情である。
今までOJT中心で私自身も顔を合せるたびに色々な事を教えてきてはいた。
しかし、最近何件もクレームが重なり、フォローする幹部スタッフ達からも悲鳴が上がってきた。
・・ここは、私みずからきちんと指導を行うしかない。
確かに今は、今期の事業計画や新しい契約体制の構築、インターンの受け入れなどで手は離せない。その新卒社員にも日常業務はもちろんある。
しかし、火種は小さいうちに処理しないと大事件になってしまう。
今週は業務後、たとえ何時になっても研修を行う事にした。
「育成」に課せられる小さい企業の負担とは、本当に重い。

2006年8月19日

《笑顔から》

コミュニケーションといえば、話術であったり確かな論理性であったりを思い描くかもしれないが、基本は「笑顔」でありそこからもう一歩進んで共感を示す様々なサインであるべきだろう。
笑顔で仕事できないと言う事はコミュニケーションを放棄している事になり、仕事に対する姿勢や認識が自分勝手と言われても仕方ない。
そして何よりも一緒に働いているのなら楽しい職場にしたいし、そういう環境でなければ、助け合って仕事する事ができなくなってしまう。
管理者こそが自ら笑顔で仕事できているか、もう一度確かめてみなければいけない。

2006年8月18日

ボーナス

「で、日向んところ、ボーナスはいくらよ?」
ぼ・ぼぅなす。。
シード期の会社にとって毎月決まった額の給料を支払うのは難しい。安定した収益基盤があるならばともかく、うちはナミの激しいサービス業で、固定費の柱である人件費はオモクオモク経営者にのしかかっている。
しかしそれでも一生懸命働いてくれているスタッフには出来る限りの金額を払いたい。そう思っているから報酬額は採算ラインのギリギリを攻めている。
そこで、ボウナス。
賞与で払える金額は既に報酬に織り込んでいる。
でも、夏・冬のシーズン、この話題、いつも皆には申し訳ないと思うし、皆も肩身の狭い思いをしている事だろう。
「ボーナスを払える会社になる。」
創業以来まだ叶っていない夢。
でも、一刻も早く叶えたいと思っている目標。

社員の給与・ボーナス決め方モデル例―ボーナスの悩みもこれで解決!

2006年8月17日

《創業直後》

会社を作った直後というのは、なんとなく社長という肩書きにも新しい会社で再出発という印象にも馴染みがなくて、違和感を感じていたような気がする。
取締役も自分しかいないので、代表取締役もなにもないものだが名刺には「代表取締役」とつけていた。
社員も売るものもない会社の代表者というのは、滑稽な感じがするのだが、何よりも始めて会社での売り上げが立った時は、言い様もなく不思議な感じがしたものだ。
地元に帰ってちょっと疎遠になっていた友人たちに連絡したときも、
「あれ?日向いま何やってるん?」
「んー。社長かな。」
「へぇ。すごいねぇ。起業したんだ。」
という会話をしながらも、すごいことはあまりしてなくて、普通にバイトしているよなぁと思ったものだ。
一番違和感として強かったのが、<社長=金持ち>の方程式だ。
「ここは、社長におごってもらいましょぅ!」
等といわれてみても、収入のない社長なんて、固定費が飛ぶばかりで一般のフリーターよりも金額的には苦しい。
失業保険は出ないし、会計士さんから「個人で収入を立てるのはやめてください」と言われるし、社会全体で創業者を盛り上げるってのは表面だけだよなぁとつくづく感じた。
ちょっとニーティな香りのする時代だったが、それはそれで価値のあるヒトトキだったと思う。

2006年8月17日

想いをビジョンに

タイトルの「想いをビジョンに」という言葉は、友人の中小企業診断士が好んで使っている言葉で、私にとっても非常に共感できる指針だ。
特にシード期のベンチャーがきちんとした会社に変わっていく過程というのは、「熱い気持ち」を「具体的な方向性」に落とし込む作業が欠かせない。
本当に、今の当社というのはそういう時期で、様々な想いがVisionに変わっていくリアルな感覚をこのブログで書いていけたらいいかな、と思う。
さぁ、明日からいよいよ一般公開。
このブログが起業を志す人の背中をホンの少しでも押す役目が果たせるといいな。