2006年9月26日

《アニキ》

最近はメディア戦略も積極的に取り組むようにしている。
IRの重要性は「後手に回ってはいけない」ということに尽きる。
現在のお客様やスタッフに対して、経営者が何を大切にしているのか、どんな目標を設定してどう取り組んでいくのか、という事を伝えていくことは大切なことである。更に、これから新しいお客様をどうつかんでいくか、ということももちろん重要であるけれど、同時に、これから出資を考えてもらう人に対して、あるいは、これから当社で働いてくれるかもしれない人に対して、というように幅広く経営者の考えることを伝えることは、ビジネスを広げていこうとする上で本当に重要なことだと思う。
今回受けた取材のテーマは「30代のアニキ」という特集で、30歳という区切りにおいて自分を見つめなおすためには非常によい企画だと思った。時間も業務後の19時からと私の都合に極力配慮していただける形にしていただけて、時間を気にすることなくじっくりと考えていることをお伝えできたと思う。
どんな記事になるか今から楽しみだが、等身大の日向を知ってもらうにはとてもいい機会になるのではないだろうか。機会をいただいた記者・カメラマンには本当に感謝しております。

2006年9月23日

《クマツ》

4年目にして、9月末の難しさをようやく感じる。
ある程度長い案件を手掛けられるように会社が成長してきて、一回り目にあたるからかもしれない。
3月末の区切りと云うのは、どこの会社から見てもしっかりした切替期で継続するにしてもクローズするにしてもしっかり調整する。新しく始める案件であればそこに向けてじっくり準備を重ねる。
しかし9月末と云う時期は、半年契約であればちゃんとした契約更新期であり、当然進む・引く・単価を調整する、といった更新期特有の調整があってしかるべきだと思うが、何事も無かったかのように継続だと思っていたり、気がついたら関連担当者がいなくなっていたり、思いもよらない新条件が提示されたり、とかくびっくりアタックの多い月でもある。
当社としても決算時期から暖めていたプロジェクトの最終段階にあり、且つ新規の案件で盛り上がりを見せる中、9マツ関連の調整が俄かに目白押しになってきた。
ここを逃すと次は半年後・・と思うと疎かに出来ない。
新戦力を含め、陣容も暖まってきて、懸案であった枠組み作りも一日・一日と進んでいる。
苦しいときこそ、チャンスも多い。
お客様も面白いお話をたくさん持ってきていただけるし、少し大きな視点で運用を考えないともったいない時期なのだと思う。
しかし、足元のお仕事は丁寧に。
一つのお仕事をしっかり仕上げて、皆で階段を昇っていこう。

2006年9月22日

人を育てるという事

業務の引継ぎというのは、中々スムーズにはいかないものだ。
自分がやれば何時間かで確実にできる、と思うところを何倍もの時間をかけて教えながらじっくりとやって見せ、実際に任せてみると更に何倍かの時間がかかる。
自分の頭の中では、既存フローとして関連づけられている事も、他の人がやって「新しい」と感じた場合には仕事と仕事の流れを理解するだけでも大変なことだし、ケースによって判断が多岐に分かれる場合はそれぞれの判断基準も明確にしなければ、同じ仕事を同じレベルで執り行う事はできないだろう。
それでも業務をバックアップする人材を育成することには意義がある。
苦しい育成期間を乗り切ることができなければ組織として仕事を安定化させることもできないし、何よりも「その人が新しい可能性にチャレンジする機会」を奪ってしまうことになる。
新しく取り組みたいことがホントに山ほどある。
今はそのためにせっせと人を育てている。

2006年9月17日

未熟を恥じるな

ベンチャーの社長は「カンペキ」ではない。
ココロザシを高く持ち、創業の道を歩んでいくにしても、直面する課題はマワリが思うほど少なくなく、コンサルが云うほどキレイに線の引けるものでもない。
更に駆け引きの多いポジションだから、関係者の話は利害抜きには考えられないし、第三者からの評論では実戦で活きる要素がホントにちょこっとしかない。
社長が前に進むのはホントに孤独で厳しい作業だ。
それでも、会社を良くしたいと思わない社長はいないし、未熟である事が理解できていないワケでもない。
今、出来ていない事や、知らない事がある事は恥ずべき何物も無い。
恥じるべきは、孤独で厳しい「改善」の意欲を失うことだ。
泥の中でも理想を追い続ける強い力。創業社長の折れない心はそれに支えられている。

2006年9月12日

単価の安い仕事

うちは、自分たちの仕事について責任とプライドを持っているので、適正と思われる単価を下げて受注する方針はとりたくないと思っている。
しかし、「どうしてもこの金額でやって欲しい。御社にやって欲しいんです。」と頼まれた場合は、金額ではなく引き受けるケースがある。
要はそこに、誰かのアツい気持ちが篭っている仕事であるなら、報酬として受け取れるものが金額以外にもあると信じているからだ。
だから、うちのスタッフにとっては数字以外の部分についても誠実であってほしいと思うし、それが当社のDNAになってもらえるとうれしい。
さて、ここに一つどぅ考えてもワリに合わなさそうな金額の仕事が一つある。
うーん。ぅぅむ・・。
そぅはいっても、あんまりやりたくないなぁ。。手がけている途中にいい案件きたら回らなくなりそうだし・・。むぅ。