2007年1月11日
今日、電車で通勤中に日経新聞を読んでいて、「派遣社員の事前面接解禁」の記事を読んだ。
うちも一般派遣許可を受けた企業なので、はっきりといいづらい事も多いのだけど、現在の派遣法は誰にとってもデメリットな条件がそろいすぎている。
大体「事前面接解禁」って、そもそもどんな職場なのか?どんな人が来るのか?は、働く人にとっても、受け入れる企業にとっても、最も基本的な疑問だし、マッチングに必要不可欠な要素ではないだろうか。
当社もお客様の依頼方式ニーズの多様化に合わせて派遣許可を取った。どのようにビジネスを展開していくかは手探りだけど、法的なリスクの高いビジネス形式はやっぱり避けたい。
企業がきちんと適法に収益を上げられるような現実に即した法律に派遣法も改善されていくといいな。
資本金規制もそうだけど、ベンチャーがしっかり活動できるような基盤が整っていくのはすばらしい事だと思う。少なくても「働く事」みたいな人間の基本的な部分が敷居の高い難しい法律で疎外されちゃいけない。
2007年1月10日
10日に書いておきながらアップし忘れていたので、10日付けで投稿したことにしよう。
毎月10日は給料日。
うちは末締め10日払いだから、清算できるサイトが短い。今月なんて特に月初の営業日が少なくて、更に年末調整分も給料に乗せて戻したので事務処理は本当に大変だった。
その上、今年頭から始まるお仕事の調整やら打ち合わせも加わり、更に今アルバイト募集をかけているので面接も行うというスケジュールギチギチの一日になった。
だけど、会社が小さくて大変な時こそ、最優先は給料処理。入出金がきちんとした会社でなければ体制の強化は絶対に出来ない。と、いうことで、これを読んでいただけているお取引先のお客様もうちのスタッフも10日とその前日はなるべく協力してもらえると助かります。
12月に受けられた融資のおかげで資金繰りはきわめて好調。忙しくても支払い金額の規模に全く悩まずに全力で仕事を請けて支払えるというのは、とても経営者の心理としては楽。
さて、今年も頑張っていこう!
2007年1月9日
昔から「電脳卸」等のドロップシッピング系のショップには興味があったんだけど、リアルで活きる何か手は無いかなぁとか、売るモノをサービスにしてみたらどんな感じなんだろうなぁと、考えてしまう事がたまにある。
おっと、ドロップシッピングってアフェリエイトとかに比べると認知度低いかもしれないのでとりあえず紹介。
「1ページでわかる日本型ドロップシッピングとは」
話を戻して。
当社が関連だと思っている、人材サービス業も、ITサービス業も、発想としてはドロップシッピングっぽさを持っていて、強力なブランド力やマーケティング能力がある会社であれば、コンテンツであるサービスは外部から直送しうる業態だと思う。
なにか、もう一つスパイスを加えたらぐっと引き立つかもしれないのになって、思うのは私だけなんだろうか。
2007年1月9日
2008年はきちんと新卒採用戦線にのろう!
という事で、各地の大学の求人票を書いている。
当社のホームページの採用ページも今までの作業スタッフオンリーの1ページから、新卒・中途・バイト&個別委託・インターンと分類して掲載する事にした。
特に新卒用のページは去年ラストから年始にかけて手を入れてきたので、後はプロジェクト側を前に進めながら修正していけばいい。
今日、クライアントの部長さんとお昼を一緒に食べながら、今後のビジネス展開を語り合った。
共通認識としては、今後は実際に「人」を自社で確保している会社が圧倒的に強くなる、という事だ。
一方で、人件費を固定費から外す流れももうこれは変わるまい。アウトソースや派遣労働体系というものは、一つの業務フロー・ワークスタイルとして定着した。
だから最近の当社は、コアな業務を担う為にワキを「社員化」で固めると同時に、多くの企業とアライアンスを結びリスクは確実にヘッジする方針で進もうと思っている。
そのためには一時の利益には目を粒って協力してもらえる業者との信頼関係を築く事も大切だし、より生産性の高い業務に社員を振り分ける努力や、「どんな人にコアな業務を担って欲しいのか?」というメッセージを発し続けなければいけない。
これが、最近の「人材募集」に力を入れている理由。
しっかりとした土台を作るためにも、正着手である「人」から考えよう。
2007年1月8日
経営者をやっている以上、日々大小様々な交渉が生じる。
信頼関係を築いていく上で、win-winの条件で取引するように自分ではいつも心がけているし、当社に協力していただくサービサーや逆に当社からお願いしている協力スタッフ達にもフェアプレイを心がけて欲しいと思っている。
しかし、世の中には色々なタイプのマーケッターがいるし、営業のカラーやスタイルは様々なのも事実。望むも望まないも無く心理戦に持ち込まれる事も多い。
そんな中で、「フット・イン・ザ・ドア」「ドア・イン・ザ・フェイス」「ローボール」「ブーメラン法」のような小手先の交渉術に出くわす事も実際にはたくさんある。
私は、お付き合いするならお客様であれ業者であれ、長く誠意を持って付き合いたいと思っているので、テクニックでカバーされたアンフェアな取引というのは、するのもされるのも気分が悪い。
上記の手法の中では、「ローボール」が一番誠意がないと思う。クロージング後に相手の誠意に漬け込んで条件を変えるのが平気な人と私は付き合いたくない。
たしかに一旦承諾した事は、やり遂げてあげたいと思うものだが、条件が変われば当然「仕切りなおし」である。親しくなった取引相手に承諾後仕切りなおしを告げるのは気が重い。
それでも、経営者であれば、必ず再交渉して仕切りなおす必要がある。社長が「高額商品を諾々と売りつけられて泣き寝入りする被害者・・」では、身を預ける社員がたまらない。
だからこそ、こうしたテクニックは存在するのだと思うし、交渉相手に心理的な負担を平気でかけるこのようなテクニックはアンフェアで誠意が無いと思うのだ。
さて、これって実は、経営になると自分が「買い手」の時だけの話じゃないんです。「売り手」の時にかけられる事もある。つまりサービスは提供したのにお金がもらえなかったり、金額が決まった後にその金額の範囲で追加サービスを要求されたりというパターン。
経営をしていれば、色々な立場や状況が想定されるから、ネゴシエーションの全てを否定するわけじゃないのだけど、「win-winの信頼関係を築こう」という意思がなくなってしまったら、お互いにとってメリットが無い。
うちの関係者はみんないい人。「自慢のお客さん」だし、「どこに紹介しても恥ずかしくない協力会社」で構成されてる。だからみんな気持ちよく仕事できる。
そーいう関係を創っていかないとね。
本当に信頼があれば、テクニックなんていらないんです。