2018年8月14日

個人型確定拠出年金支援制度について

日向です。奨学金返済支援制度に続きまして、新規の社内支援制度のご案内です。
この制度は、社員に対する将来の年金形成の一助とする事を目的に、2018年7月から新たに設けられた制度です。

☆月々の支払金額を上限(支払額が月々1万円を超える場合は1万円まで)に、iDeCo等の個人型確定拠出年金をご利用されている社員の方へ毎月給与支払い日に、貸与をします。
☆制度利用開始から13か月目以降は月々の貸与と同時に、貸与した金額を最も古いものから順に返済免除していきます。
☆毎年7月に継続申請及び継続審査を実行します。

〈制度利用資格〉
iDeCo等の個人型確定拠出年金をご利用されている社員の方
※個人型確定拠出年金を利用している事を証明できるものについて、以下の事項が分かる物とする。
・制度利用開始時に個人型確定拠出年金の支払が始まっていること
・月々の支払金額

iDeCo、私もやってますが、お得な制度ですからね。当社、退職金制度が無くて、中退共でも入ろうかなぁと思っていたのですが、遠からず100人超えて対象外になってしまいそうですし、それなら年金形成支援の様な形の方が良いかと思いまして。万が一離職後にも持ち運べますしね。
iDeCoとは何ぞやって所の説明が難しいところなのですが、要するに老後資金を自分で作る為の制度です。
メリットデメリットがいつくかあって、
メリット
1.掛け金が全額所得控除される。(年末調整で所得税・住民税等税金が戻ってくる)
2.運用中に得た利益に税金がかからない。(一般的に売却益や分配金、利息等には20%強の税金がかかるのだけどそれが無い)
3.運用資産を受け取るときにも節税メリットがある。(退職所得控除や公的年金等控除の対象)
4.その他、月々5000円からとハードルが低い。運用する金融商品の運用コストが安いものが多い等。
デメリット
1.60歳まで運用中資産を引き出せない
2.口座開設や維持コストが侮れない。

iDeCo元々メリットは多くて本当に良い仕組みだと思うのだけど、60歳まで引き出せないってのがやっぱり二の足を踏んじゃう要因ですよね。そのデメリットも1年以上当社に在籍すれば、12ヶ月分(12万円)だけ借入状態で積み立てて以降1ヶ月1万円ずつ会社持ちで積み立てれるのかと思えば、プラスアルファで出来るからあとは当社に長くいてくれる気があるかとやる気があるかくらい。デメリット2の方も長い期間使うもので、安定資産を選択するのであれば最初に利用金融機関を吟味するのは大切です。特定の金融機関勧めたいわけでは無いけど、SBI証券か楽天証券選んでおけば後悔する事はないと思う。

既存社員だけでなく、新卒・中途入社社員にとっても、良い福利厚生だと思うんですよね。保養所利用できるみたいなものより、月々1万円積み立て支援のが私なら絶対に嬉しいもの。強制するようなものではないけれど、ご利用ください。