2014年11月1日

フィールドエンジニアというお仕事

フィールドエンジニアというお仕事は、お客様先に訪問してユーザサポートを行ったり、保守対応したり、機器導入や初期設定したりするお仕事です。

基本的に、コンシュマと呼ばれる個人宅向けのサービスとコーポレートやらエンタープライズ等といった(会社や業界によって呼び方が変わる)法人向けのサポートがあり、その中でも下請けや孫請けでサービスを行うか、直接自社のお客様に対してサービスを行うかで形態が大きく分かれます。

特徴としては、コンシュマであれば、お支払いがご家庭の負担であるため一件当たりの金額がそれほど大きくできないので、一日に件数を重ねる必要があり、何件も転々とする必要があります。手際の良さみたいものが大切ですし、現場での追加注文的なものも発生しやすいです。追加でできるものが、無償でできる範囲化、有償になるか、みたいな線引きもありますし、営業的なセンスも必要だったりします。

法人向けであれば、自社商品の付加サービスか、提案型のSEに近いソリューションか、営業の取り決めや情シスの取り決めた仕様通りに行う現場作業かみたいなものに分けられていて、先に記載したように、自社の直接取引しているところに提供しているものに近いほどソリューションっぽい臨機応変で試行錯誤の多い技術職になるし、メーカーや販社、プロバイダー等を経由した下請け系の作業であれば、手順書遵守を基軸とした自分の対応できる権限をわきまえた作業者である事を求められます。

電源や配線などまで含まれそうな施工系に近づくほど、現地合わせとなるソリューションに近い対応が求められますし、工場等が絡む生産系に近いほど、ガチガチな手順遵守な対応を求められる傾向があります。

また、大きなエンドユーザ程難しいと思われがちですが、フィールドサポート業界においては、大きな所ほどエンドの情シスやメーカーSEが頑張って仕様を固め、運用管理もできているので、フィールドエンジニアの仕事は画一的でラクなものになり、中小企業で小さくなるほど、現場の裁量で色々な機器やシステムを購入・導入していてカオスになるので、ソリューションっぽい要素が盛りだくさんになり案件難度があがります。

一口でフィールドサポートといっても、その企業の背景や文化によって大きく異なるイメージが掴んでもらえそうでしょうか。当社では、メーカーやキャリア系のお客様からもらう法人の下請け対応が業務の中心を占めているので、手順書遵守なイメージが強いのですが、静岡オフィスではコンシュマを中心に活動してますし、本社ではソリューションっぽい仕事も増えてきています。

当社もフィールドエンジニアの募集を良くかけているのですが、私のブログも読んでもらっている方も多いみたいですので、参考にしてもらえると嬉しいです。