2007年8月27日

終身雇用

年功序列ってのはいただけないけれど、日本の終身雇用のシステムっていうのは言葉に言い尽くせないほどの経営努力に支えられてきたのだと思う。
人件費の外注費化っていうのは、バブル崩壊以後のトレンドであると思うし、雇用主にとっては魅力的な考えだと思うけれど、僕らは安定雇用を失って以来継続して熟練する機会を失っている。
確かに斬新な発想や、一人身だからこそ出来る大胆な勝負ってのは若者の特権ではあるけれど、短い期間では習得できない技術やノウハウ、お客様からの信頼っていうのは、仕事をする上で大きなウエイトを占めるものだと思う。積み上げた功績に敬意は示せないようでは、一緒に仕事する資格はきっと無いのだろうと思う。
一方で人材の流動化や成果に基づいた人事考課等はもはや以前と同様には戻りようが無い。だから今企業に求められている人事戦略は、終身で雇用する安定感を持ちながら、フェアに責任あるポジションを担当できる評価・運用体制なんだろう。
でも、私個人としては、自分の会社に入ってくれた人は皆家族だと思う。一緒に仕事して、ないて、わらって。楽しさや遣り甲斐ってのは「思い通りいく」って事じゃきっと無いのだと思う。
いつか私と一緒に働こうかなと思っているあなたに・・。
一生働ける仲間を私はやっぱり探したいと思っています。