2020年6月1日
日向です。この新型コロナウイルスの緊急事態宣言期間は、「働く」って事、「事業」の意義、改めて考える良い切っ掛けになったと思う。3月20日のコロナミーティング、今でもあの時の決意、事業を行う経営者として伝えなければならなかったことだと思うし、これまで身内に甘かった社内を引き締める大切なミーティングだった。現在、社内の品質にかける想いは嘗てなく上がっている。
フィールドエンジニアの仕事は、感染症の中ではリスクがある。お客様のところに行き、技術サポートを行うため感染リスクに常にさらされる。物流・小売り同様に、情報インフラを守るため、使命感を持ってみんな働いてくれている。
本当にありがたいと思っているし、今こそ、お客様の目線に立って、真剣に社会に貢献する事を考えていかなきゃいけない。
そんな中、悪意に晒されるのはすごい悲しい。苦しい。怖い。支出を伴えば、頑張ってくれている皆に本当に申し訳ないし、額が大きければ経営が揺らぐ。借り入れた金融機関にも心からお詫びしたい。会社で積み上げた売り上げは、社員を始め関係者が一生懸命築き上げてきたものだ。借りたお金は、会社が事業継続するために銀行が信用して貸してくれたものだし、当然だけど返さなきゃいけない。
こういう社会情勢になれば、自粛警察も出てくるし、匿名でSNSを使って芸能人を自殺に追い込む人達も出てくる。うちにも赤いインクで署名して、金銭要求してくる人もいたし、社会にもうちの会社にも様々な事案が出てくるもの仕方ないかなと思う。
コロナ情勢下では珍しくもないだろうけれど、4月5月は売り上げは形にならず大きく赤字になった。キャッシュが流出し、赤字になるときに、大きな借金をするのどんな社長だって怖いよ。このお金は返せるかな、イヤ平時に戻れば自分と仲間たちなら返せるはず、と揺れ動きながら自分の取れる責任感と自信と不安と・・いろいろな感情を抱いて借り入れを行う。
小さな会社だもの。見栄はったって仕方ない。そうやって命を削って借り入れた資金は、事業に、社会に貢献してくれる社員に使いたい。苦しい情勢の中、価値創造してお客様に喜んでもらい、上がってきた売り上げは、努力した人にこそ報いたい。怠惰な人や自分本位な人には振り分けられない資金だ。正直に、お客様を大切に。品質高く。真っすぐ。それだけで自分は良いし、お客様や仲間達の事を大切にしてもらえない人に、無償であげてる余裕なんて全然ない。
働くって事、金銭を戴くために大切なことだよ。付加価値をつけ、お客様に喜んで頂き、その対価として金銭を戴く。その売り上げの中から、会社は給料を社員の皆に支払う。パートナー会社には報酬を支払う。改めて、当社の事業を支えてくれて、頑張って働いてくれている社員の皆に、心からの感謝を伝えたい。事業って、社会に貢献してこそだし、お客様に喜んでもらってこそのものだ。その為にみんな一生懸命働く。そうでなきゃ。そうだよね?
・・・怖いよ。