2010年8月11日
だんだん仕事量が増えてきていて、各社体制の強化に走っている。
この2年くらいの縮小でどこの会社もコアスタッフ以外の人が維持しきれていないので、いざボリュームが増してくると折角の仕事をこなしきれなくなるのだ。
そうなると、体制を維持して品質を落とすことなく、ぐっと我慢してきた会社は強い。
お客様やパートナー企業さんを回っていると、一つの流れに気がつく。
「既存のやり方では駄目だ」という事。
意味するところは二つあって、ひとつは今までブランドや信用を期待して、それなりに大きな会社に依頼していた会社が、積極的に小規模集団を開拓しながらパートナーにしているという事。もう一つは、個人事業のように体制を持たずに一人でやっているところにはお願いしにくい仕事が増えたという事。
流れを引き起こしているのは、この不景気の間で進んだ人事異動が根底にある。仕事が無くて疎遠になっている間に担当者が移動になったり独立したり、引退したり、抜擢されたり。
俗人的なやり方をしていた企業ほど、人が変わることによる体制の変更は激しい。
コストは厳しくいわれているし、かといって一人を一月なり一年なり、丸々食べさせられる仕事ボリュームは無い。しかし突然ボリュームが増えて仕事の重なる日は増えているし、こなしきれない状況や取りこぼしは許されない。。そんなちょっと要求として実現が難しい担当者の気持ちに応えられる体制を持っている事業体が中々無いのだろう。
うちのようにスポットを得意としている会社にとっては、チャンスになりえるし、変化の潮目を感じ取れない会社にとっては、この数年は厳しい転換点を向かえそうだ。