2007年2月9日
営業にしても、何かの作業にしても、始めと締めが最も重要なのは変わらないと思う。
今回は、一つの案件のクロージングについて考えてみよう。
当社のお仕事は一案件、1週間〜3ヶ月くらいの単位のお仕事が中心である。パソコンの設定だったり、何かの機会のメンテだったり内容は様々なのだが、作業のエンドの運用はとても難しい。
中心メンバーはなるべく新しく先の長い案件にシフトしていきたいし、そうかといって締めの対応を怠ると折角今まで順調にまわしていったお仕事に対する信頼が一気に崩れてしまう。
何ヶ月も続いた案件の最終週が月の頭にかかってしまう場合には私自身が最前線に赴く事も少なくない。
困ってしまうのが、エンドの区切りが中々見えないお仕事の場合。クロージングをだらだらとやってしまう企業にロクな会社は無い。延期・延期ではお客様にも関係各社にも迷惑がかかってしまうし、結局は熟練者が離れてしまって品質が落ちてしまうからだ。
思うにこうしたクロージングの上手・下手にはグループや会社としての特色が出る。営業のクローズが下手な会社は実案件の運用に関しても上手く締めていけないし、その会社が現場の指揮を取れば一日の進捗も予定通りに進められない。残業も当然といった体質になる。
一方、相手の時間を大切にする企業や効率性を意識して働く意識のある企業は、あらゆるシーンでのクロージングがとてもスムーズだと思う。
営業マンであれ、進捗管理担当であれ、クロージングの重要性を認識しているのであれば、残業のでない仕事の取り組み方を考える。あるいは協力してお仕事を進める必要があれば相手の予定に配慮したスケジュールを組んでみる。といったありふれた日常から取り組んでいくのが大切だと思う。