2004年12月16日
交渉をするにあたって、具体例を提示してもらいづらい事が良くある。
例えば、条件が変化すると金額が変化すると云うパターンや、人数が変化すると納期が変化すると云うときである。
そこで、問われるのは規模感である。なにも言った数字が正確である必要などどこにも無く、相手が案件を計算する上で必要になる数字、これを腹に入れて置く事が重要である。
逆に細かい数字を最初から列挙して大枠が見えない事も良くある。
細かい数字で具体例を長い時間かけて説明し、全体像が見えたときには、すごい金額になっていた。今更断るのも心苦しい・・といったシーンは良くみかける。
相手の説明を諾々と聞いている方も悪いが、木を見せて森を隠すような商談方法をとる相手はさらに悪い。
ビジネスをする上で、ぎりぎりまで詳細の料金がわからない。或いは見せれない事は往々にしてある。それでも規模感をやり取りする事は出来るし、できる範囲でのコンセンサスをとっておくことは、商談における最低限のマナーではないだろうか。