2006年4月5日

《プロフィットプール》

バリューチェーンとは調達、開発、製造、流通、販売、サービスといったそれぞれの業務が一連の流れとなってその価値を付加・蓄積していくといった考え方である。カテゴリの分類の仕方については様々であるが、どの分野がより利益を上げていくか?という事はバリューチェーンの一部分を担当する企業としては重要なファクターの一つとなる。この「利益のたまり場」の事をプロフィットプールと呼ぶ。
経営者としては、このプロフィットプールの見極めは非常に重要な分析の一つとなるのだが、当社が関わるコンピュータ系業界ではどうであろうか。
「スマイルカーブ」を聞き及んだ事のある方はいるだろうか?コンピュータ業界では、川上の部品関連・川下のサービスの利益率が高く、人の笑みのような利益カーブを描く事になる。
日本の大手企業はここ何年かのリストラによってサービスの根幹を成す人材を切り離した。せっかくの大手が手を引いたプロフィットプール、是非力を入れてケアしていきたいものだと思う。