2005年2月12日
立命館大学時代に学んだ初めてのマネジメント理論は、「プロジェクトマネジメント」というものであった。私は、理論の本質のみを理解するタイプなので詳細説明は学者にでも譲るとして、大枠としては次の通りである。
「プロジェクト」というものを形付ける特徴としては、
■始めと終わりのある一連のタスクである
■限られたリソースを使う
■最終ゴールがある
■計画的・組織的なアプローチをして目標を達成する
■チームで作業を行う
という5項目が挙げられる。
私の大学時代や前職時代を知る友人達であれば、私がプロジェクトマネジメントの実行者であった事を理解してもらえる事だろう。
そして現在の起業家時代を迎えるにあたって、このプロジェクト指向とは異なる方向性を自らに課すことを決めている。それは、「going concern」という継続企業としての使命である。最近私は「企業は継続してこそ企業なのだ」という趣旨の発言を皆にしている。昔の東インド会社のような一プロジェクトで終わってしまう会社ではなく、継続することを前提にした価値、継続価値(going concern value)を高めていく会社であろうという意識を経営が持っているという事でもある。