2006年3月11日
ビジネスコーチングというと、上司から部下に・・という形が一般系として想像されるのだろうが、実は逆が有効なのではないだろうか。
圧力にならないような指示の出し方、というのは、マネジメントスキルとしてもちろん大事になるのだろうが、そもそもコーチ側に答えがある方向に持っていくのではコーチングの本義から外れる。基本はやはり「思い込みを解きほぐし気付かせる」ところにあるのだから、指示や要望を出す側にこそコーチングを受ける意義は大きいと思う。
営業シーンでもそうだろう。クレームに対する責任の割合を考えてもらう時もそうであろうし、自社の改善点を洗いなおしたいと考えているクライアントに対するアプローチとしても有効だと思う。
コーチは100%味方であることが大前提なので、部下や下請業者がコーチになるのは非常に心強いことだと思う。それはけして、イエスマンであれ、という意味では無く、問題点を再判断する時にも有効であると思うからだ。