2005年4月3日
インターネット広告といえば、少し前までウェブ上のポップアップかランダムに送られてくる迷惑メールかで、どちらにしても迷惑な代物であった。
各種アフェリエートが出来て手段は多様化したとはいえ現在でもユーザのためにならない広告手段というものは増え続けている。
「役に立つインターネット広告」とは、今のところ検索エンジンについているスポンサー枠くらいなものではないだろうか。
そもそも、無料・破格を売り物にしたインターネット上では、有料の仕掛けというものは難しい。
インターネットがでたての頃では、ユーザの母集団が少なくてオンラインショップなどはまったく収益に結びつかなかったし、今から出遅れて参入してもよほどのウリが無ければ成功は難しいといえる。
後からの参入が難しい主因は、広告がうまく機能していないからだろう。
スポンサーは思うような効果を挙げられず、消費者は迷惑に感じている。
一方、テレビのコマーシャルは本当に良く出来ている。コンテンツのつなぎ目に息抜きとして機能しているし、広告自体が面白い。
成熟した広告の優しさを感じさせる。ウェブ広告も形はどうであれ、少なくとも消費者に優しい存在にならなければならないだろう。