2007年7月1日

5年目挨拶

- 5年目挨拶 -

代表取締役社長 日向正嗣

 お客様や当社スタッフ、協力会社の方々の温かいご支援を戴き、当社も5年目を迎える事ができました。
 何よりもまず当社を支えていただいております皆様に心から御礼申し上げたいと思います。

 4年目の一番の目標と定めておりました「組織化」に関しましては、この1年で本当に大きく前進し、お客様からも安心して仕事を託せる会社、スタッフからも安定した生活が送れる会社として少しずつ確実に信頼感を積み上げていく事ができました。
 また、創業時よりの大きなテーマでありました財務に関しましても昨年11月より三菱東京UFJ銀行様との協力体制を構築し、キャッシュフローに心配の無い財務戦略を推進する事ができました。
 今期の展望といたしましては、これまで築き上げてきた信頼・組織をベースに、上場企業を含めた信用度の高い会社様との新規取引に更に注力していくという事になると考えています。既に今期7月にはNTTドコモ東海様をはじめとした数社様と新規契約を締結する事ができ、当社のこれまでのビジネスやビジョンを多くのお客様にご評価いただき、大きな手応えを感じております。

 さて、今期の当社事業に関する環境を考えてみますと、お客様に選ばれる会社となるための最大のポイントは、企業体に課せられる社会的責任をお客様と協力して果たせる企業であるか、アライアンス体制をとるのに充分信頼できる会社であるのか、という事だと思います。従来より我々ベンチャーに期待されている柔軟性に加え、法務やモラルに関しても期待に応えうる企業体に成長させていかなければなりません。
 且つ当社が創業以来大切にしてきた、お客様はもちろん、協力会社や従業員等、全方位的な「優しさ」と、自らが手がける仕事に対する「プライド」を持ち続ける事が大切だと思います。

 ビジネススタイルとしては、ここ数年で格段に増えたサーバ系等のハイレベル業務に対応していく技術力の強化、官公庁・金融機関など「信頼」を基軸におかねばならない案件に対応できるヒューマンスキルの向上を更に進めてまいります。
  その上で、開梱やPC設置等のパワーワーク等に関しても引き続き喜んで対応していく業務の幅の広さを維持していく事が、お客様の多様なニーズに適うと確信しております。

 今期のマネジメントとしては、期首より大きなプロジェクトがたくさん見えている既存顧客のニーズと、増えつづける新規顧客のニーズに対し、どのような体制を築き対応していくかが大きなテーマになるでしょう。
  社員をいつまでも一作業者に留めない採用から教育、キャリアアップまでつなげていく人事戦略、多様化したお客様一社一社に対しより丁寧にケアできる営業・事務体制、突然のボリュームの大きな仕事にも対応しきれる財務戦略等、引き続き当社に期待されている課題は多いと感じております。これら一つ一つの課題に対し、焦らずしっかりと対応していくよう、経営を進めてまいりたいと思います。

 これらの取り組みのもと、引き続き社業の発展に邁進する所存でございます。当社にご協力いただいている全ての方々に心からの感謝を申し上げ、引き続き変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

2007年5月29日

暑さに負けず

今月・来月はメンバーフル回転で全国各地の案件をこなしている。
バックオフィス周りもあわただしくて、私自身も様々な調整に飛び回る毎日が続く。
最近暑くなってきた。
全国で、昼夜の案件を不定期にこなすと、気温や湿度の変化も激しくなって体調管理も難しくなってくる。
忙しくなってくると細部にまで注意をいきわたらせるのは大変になるけれど、私自身が気をつけていることを2点だけ紹介。
しっかり食べる。
できるだけ睡眠時間を確保する。
基本だけど、この二つを削るとパフォーマンスは絶対に落ちる。
さぁ、暑さに負けず頑張っていこう!

2007年5月22日

退き方

一旦引き受けた仕事でも後々条件が変わったり、何らかの都合でやめなければならないときという事がある。
もちろん仕切りなおしたり条件を調整したりして、関係者にできるだけ迷惑のかからないように継続する手段を講じる事は大切だ。「出来ない理由」を探すのは簡単だけど、「どうやれば出来るか?」という視点で考える事がプロフェッショナルとしての仕事のやり方であると思うし、案外突破口というものは存在するものだと思う。
一方で、継続すれば被害が拡大していく状況というケースももちろんあって、そうしたケースでは、改善の見込みが立たないのであれば手を引く算段を整えていった方が良い。責任感があって真面目な人ほど引くタイミングを誤って限界点まで付き合ってしまうのだけれど、早いタイミングの余裕のある状況で撤収策を整えれば相手方にかかる迷惑も最小限ですむ。
経営者であれば事業そのものの撤退について考えた事の無い人というのはいないだろう。どんなにうまくいっている事業であっても、何らかの要因で傾く事はありえると思うし、会社をたたまなければならない状況もありえると思う。
少し後の時代からみて「もう少し頑張れば乗り切れただろうに」あるいは「なんであそこまで引っ張ってしまったんだろうねぇ」という判断というのはよく見かけるのだけど、自分が当事者だったらどう決断したのだろうか。
たぶん進退のタイミングに正解はない。
多くの経営者は逆境に粘り強く対応するものだし、責任感も強く真面目に自分の仕事に取り組んでいる。
しかし退き方を誤った経営者に対して社会はとても厳しい。
進むか?退くか?退くとすればどのような形で退くのが望ましいか?
失敗を恐れずにチャレンジする人ほど、進退についてはいつも大きな悩みのタネなのだと思う。

2007年5月21日

安全第一

我々の作業は、建築現場や生産現場に比べて怪我をする確立は低い。
だから我々経営者もお客様も作業員も、安全や衛生に関する意識はどうしても薄くなりがちだ。
しかし、労働災害とは「油断」がなによりも大きな引き金になるものだ。
労働環境が悪化していたり疲労度が高まっていると予想される場合には、作業者の限界に至る前に、あるいは怪我や病気が顕在化する前に、お客様も巻き込む形で対策を講じなければならない。
目に見える体に影響のあるなんらかに対するものも大切だし、精神的な負荷がかかりすぎている場合はメンタル面でのサポートも大切になる。
利益も大切であるし、お客様の手前実行しにくい対策もあるとは思う。しかし、「安全・衛生」を第一に必要な対策は関係者全員で考えていくべきだ。