2007年8月27日
年功序列ってのはいただけないけれど、日本の終身雇用のシステムっていうのは言葉に言い尽くせないほどの経営努力に支えられてきたのだと思う。
人件費の外注費化っていうのは、バブル崩壊以後のトレンドであると思うし、雇用主にとっては魅力的な考えだと思うけれど、僕らは安定雇用を失って以来継続して熟練する機会を失っている。
確かに斬新な発想や、一人身だからこそ出来る大胆な勝負ってのは若者の特権ではあるけれど、短い期間では習得できない技術やノウハウ、お客様からの信頼っていうのは、仕事をする上で大きなウエイトを占めるものだと思う。積み上げた功績に敬意は示せないようでは、一緒に仕事する資格はきっと無いのだろうと思う。
一方で人材の流動化や成果に基づいた人事考課等はもはや以前と同様には戻りようが無い。だから今企業に求められている人事戦略は、終身で雇用する安定感を持ちながら、フェアに責任あるポジションを担当できる評価・運用体制なんだろう。
でも、私個人としては、自分の会社に入ってくれた人は皆家族だと思う。一緒に仕事して、ないて、わらって。楽しさや遣り甲斐ってのは「思い通りいく」って事じゃきっと無いのだと思う。
いつか私と一緒に働こうかなと思っているあなたに・・。
一生働ける仲間を私はやっぱり探したいと思っています。
2007年8月26日
私自身が現場に出て最前線にい続けると、ついつい周りに声が届かなくなって感謝の気持ちが伝わらなくなる。
明日は創立記念日。私自身にとって今日はちょっと一年を振り返り、今後の方針を描きたい一日でもある。
いつも厳しく指導しているものの、今日最前線の勤務を担当してくれた新入社員のK君や明日意向の出張を快く引き受けてくれたメンバ、今月まで国家プロジェクトに参加して東京に出張しっぱなしになっていたコアスタッフに心から感謝して。
一日のんびり過ごさせてもらいました。本当にありがとう。。
HDに溜めていたプロフェッショナル仕事の流儀やガイアの夜明けを朝っぱらからピール片手に見続け、本当に夢見心地。
感謝。感謝。明日は頑張って働きます。期待されている事もたくさんあるし、信頼には応えたいからね。みんなの頑張りを無駄にしないためにも、日向の31歳が充実した日々でありますように。
2007年8月25日
第四期(平成18年7月1日~平成19年6月30日)の決算内容が固まりましたのでご報告致します。
http://www.triumph.tc/corporate/kessan.html
第四期決算の主な数値をご報告致します。
・売上高 90,109,184円
・営業利益 307,964円
・経常利益 341,669円
・当期純利益 220,669円
事業計画案でご提示しておりました第四期の目標、売上1億円にはもう少しの未達となりましたが、概ね順調に取引規模を拡大させ安定した売上基盤を築き上げる事ができました。引き続き当社をお引き立ていただきましたお客様、また当社のお仕事を懸命に取り組んでいただいている当社スタッフにはこの場をお借りし、心から御礼申し上げたいと思います。
第四期の特徴と致しましては、一層の社員化の推進と報酬増額、教育やセキュリティ強化のために行った事務所移転、消費税の課税開始、一般派遣や有料紹介の認可取得など、コストの増大要因が多岐に渡った事だと感じております。実際には前年度と変わらずしっかりした利益体制は確立しており、必要なコストは積極的に計上し、会社の成長をお客様が安心できる体制の強化や社員が実感できる生活の安定に反映した結果であり、経営方針としては納得できる減益であったと考えております。
一方で、交際費、会議費、雑費など引き締め可能なコストについては円滑な社業運用を阻害しない程度に節約した成果が上がっております。
また、財務戦略において大きな変更点としては、平成18年12月に三菱東京UFJ銀行殿より500万の借入を行いました。潤沢なキャッシュフローにより、遠方で旅費が大きくかかったり、設備が必要となるようなコストのかかる大型案件や、入金までのサイトの長い上流クライアントとの契約が可能な体制を作ることができました。
以上をもちまして、株式会社トライアンフ第四期の決算報告とさせていただきます。今後の経営方針に関しましては、改めて第五期事業計画として纏めますのでお待ちください。
今後ともトライアンフは透明性の高い経営、ステークホルダーに納得していただけるサービス品質・利益分配を実現していく会社を志し、精一杯頑張ってまいりますので、今後ともご支援、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
2007年8月25日
忙しいときにつくづく思うのだけど、人手というのは本当に不足しているのだね。
仕事が無くて困っているときも確かにあるのだけど、それは単にアンテナの張り方が良くないだけ。または具体的に「仕事」として受注しきる力が足りないだけ。
確かに発生した仕事にサービサーをつけて成果を出すまでにはハードルがいくつかある。金額だったり、地域だったり、不確定要素、面白みの無い単純な内容だったり。
しかしながら条件に文句を言ってみても始まらないし、いわゆる「イイシゴト」というのは、厳しい条件下でも着実に結果を残した人や会社に回ってくるものだと思う。選んでいても巡ってはこないし、一歩進めない人のところにはそもそも良い仕事と出会う事自体縁が薄くなってしまう気がする。
いい仕事にめぐり合うためには雑食になるべきなんだろう。ひたむきに目の前の課題に取り組んで、チャンスがきたら勢いよく勝負をかける。ちょっとくらい未経験の仕事でも必要としてくれる会社はたくさんあるし、何よりも必要とされて働くのって気持ちがいいものだ。
だから忙しそうな人たちのそばには積極的に行って、あふれ出る案件は全部取るつもりでがんばってみる。良い仕事が欲しいなら良し悪しを選別せずに全部手がけるつもりで頑張ろう。いつもながらひたすら忙しくなった8月を駆け抜けながら、そんな事考えて一日が過ぎ去っている。
2007年8月5日
普段ぼんやりと考えている事も文字にしてみると伝えたい事として明確な形になる。
私は取材を受けた後、よく自分でも記者側の立場に立ったつもりで記事を書いてみる。インタビューを受けている間は纏まりきらなかった自分の考えも、書いている間にはっきりとしたメッセージとなって自分にも降りてくる。
経営者は一生懸命やる、というだけではお客様にもスタッフにも納得してもらえない。たとえカリスマという資質に欠けているとしても、明確なメッセージをもつトップであれば関係者は安心できるものだと思う。
今期の私の軸は社会的な責任を果す企業としての成長を進めて行きたいと考えている。情報管理やクオリティに責任の持てる会社であるのか。無理なコストカットや長時間労働などで、スタッフや協力会社にしわ寄せをしていないか。
我々の正道は直近のお客様だけを見た「お客様第一主義」には無い。実際にそのサービスを享受するエンドユーザに迷惑をかける品質の仕事は請けられないし、スタッフや協力会社に不可能な要求を突きつけるわけにはいかない。「良識のあるバランス感覚」を大切にしていき、全ての関係者が「助け合う」という気持ちをベースに仕事をする事が求められていると思う。
問題点やお願いしたい事はきちんと伝える。
私は耳当たりのいいイエスマンでは無いかもしれないけれど、社会に向き合うとはそういうことだと思う。
そして皆を信じている。
大切にしたい想いはきっと皆に伝わる。