2009年9月11日

《会議》

うちの会社はミーティングが少ない。
もともと社員同士でも同じタイミングで揃う事が今までそれほど無かったので、そもそも会議のノウハウそのものがあまり出来ていない。
基本的な「議事録を取る」やら「時間を設定する」のような事も最近になって行うようになって、それまではメールの簡単なリマインダだったり、何時始まって何時までやるのか良く分からないようなミーティングが本当にごくわずかに開催された。
会議というのは、批判を受けやすい。
私自身も実はそんなに好きではない。
特に社長である自分が話しすぎてしまうのも、「ダメ会議」の代表的なパターンだと思う。
最近、発言を控えているのだけれど、これはこれでストレスが溜まる。
ダメなミーティングをやり続けて。見続けて。
最近一つだけ分かった。
「誰が」「いつまで」の2つを抑えられない会議は、何しているのだかさっぱり分からないものになるということだ。
いや・・。昔からそこらじゅうで言われている事なのだろうけれど。
せめて少ない回数の会議なら実のあるものにしないとね。

こういう不景気の時に事業を起こす人というのは本当に強い。
景気に乗って起業する人達とは、精神的な構造がまるで違う。
だから、こういう時期の創業者とお会いするのは、私にとっても非常によい刺激となる。
ということで。
今はウチにとっても色々な業種のパートナーを広げようとしている時期でもあるし、新規に開業した人とは幅広く付き合っていって、面白い事業は協業しても良いと思う。
だから、うちにも営業に来てください。
時間の許す限り、今は色々な人と会いたい。
特に新規ベンチャーには会いたい。

2009年8月14日

《第六期決算報告》

第六期(平成20年7月1日~平成21年6月30日)の決算内容が固まりましたのでご報告致します。
http://www.triumph.tc/corporate/kessan.html
第六期決算の主な数値をご報告致します。
・売上高 67,705,547円
・営業利益 ▲1,230,259円
・経常利益 340,288円
・当期純利益 220,688円
第六期は世界的な不況の余波を受け、大幅な減収になりました。好調であった前半期と、落ち込みが目立ち始めた1月~3月、そして激減した4月~6月という、3つのステージに分かれました。大きな混乱は無かったものの、4月からの激震は前半積み上げた収益と雇用調整助成金にて、なんとか凌ぐ事が出来ました。3ヵ年中期計画で報告した業績予測については環境変化を織り込んでおらず実現には至りませんでしたが、計画の理念については確実に実行し前進して参りました。ご協力いただいておりますお客様・従業員・パートナーの皆様には心より御礼申し上げます。
第七期の経営につきましては、引き続き相当厳しい状況になることを予想しており、単なる縮小均衡にならない経営の舵取りが必要であると思います。
今後ともトライアンフは、お客様のITサービスをサポートするパートナー企業として誠心誠意サービスの向上に努めてまいります。今後とも変わらぬご支援の程よろしくお願い申し上げます。

2009年7月30日

《可能性》

今期始まって猛烈な勢いで新規開拓を始めました。
このプレジデントルームを見てもらっている人も増えているみたいです。
既存のお客様から他のお客様を紹介していただいた時などには、今までと同じ仕事を続けていけばそれでいいのですが、新規に開拓したお客様とはまず業務の守備範囲を確認しあってマッチングする所からスタートしなければいけません。
何でも出来ますよ。と、言うのは簡単なのですが、資金や人材等の会社のリソースは有限ですし、経験は積み上げる事によってしか増やせません。事業ドメインから外れた仕事を行うのには、相当のリスクが発生します。
だからといって、可能性を模索する事が出来ない会社ではこれから先は伸びる余地がなくなってしまいます。
新規を開拓するのであれば、自分達の可能性も模索していく必要が出てきます。色々な仕事が発生して、色々な人の手や知恵を借りて、事業を膨らませていく。こういう時代だからこそ、自らが変わっていく姿勢こそが新しいお客様を掴んでいく為には必要な事でしょう。

最近「八百屋です!」と元気一杯飛び込みでフルーツを売っている会社がある。
道端ですれ違っても売ってるし、名古屋近辺で遭遇した人は相当多いのではないだろうか。
私も一人の営業として純粋に「彼女達スゴイなぁ」という尊敬の気持ちがある。
「あの営業力がウチにもあればなぁ」と思ってしまう社長や営業幹部は多いのではないだろうか。
と、思って、お客様訪問時にこの八百屋話を出すと、ちょっと苦笑いと共に感じるところがあるみたいで非常にウケが良い。
今日、訪問先で、「営業に回っているときってどんな事話しているの?」と聞かれて、こんな事を話していた。
それはそうと、最近は名古屋に動きがある。
仕事がない時期を経て、人が動いて、「それまでと同じメンバ」が揃わなくなった状況が増えてきて、キーパーソンがとんでも無い仕事量をこなしている。
今までのやり方とは変えていかないと大変な事になる。とみんな感じている。
急激な仕事量の縮小にぶち当たって、各社内製化内製化・・と進めてきて、正直な所、担当社員の給料すらまかなえないような単価の合わない仕事を各社抱え込んでやっている(当社もそうなのだが)わけであるが、こんな状況の経営が続くはずもない。
IT技術者は足りない。特に若手は足りない。絶対に将来は足りない。しかし今は仕事が無くてどんどん業界から人が離れている。
これはすごい恐ろしいのではないだろうか。
行き過ぎたパイの縮小は、どこかで適正にゆり戻す。経営が持たないからだ。
ゆり戻しが遅ければ遅いほど、内製化を厳しくやればやるほど、元々付き合っていたパートナーは崩壊するし、そこにいたスタッフは離れている。
つまり、以前と同質のサービスは提供できない状況になってくる。
これは好機。
「最近は内製化を進めておりまして・・」という話を聞くと、とりあえず仲良くなっておいて種を蒔いていきたい。
遠くない将来、その会社のパートナー企業とよーいどんで使ってもらえる可能性が高いから。
そして内製化の蒔き戻し、始まる所は始まっていてとんでもない条件のものからポロポロ漏れ始めてきた。
望ましい形ではないかもしれないけれど、ナゴヤ動き始めています。