2005年2月19日

《ライブドア2》

今回堀江社長は、ニッポン放(4660)株を買う資金をMSCBによって手に入れた。
正直に云って私は、MSCBに手を出す経営者は経営者として認めていない。
MSCBの説明は下記サイト等に譲るとして、基本的には、既存株主を犠牲にして資金を得る方法である。
http://www.geocities.jp/yuunagi_dan/jissen/Jissen044.htm
そしてこのCBの買い手は、空売りを仕掛ける事によって株価を下げ、株価が下がれば下がるほど・・いや、ここでMSCBについて語るのはやめよう。
ライブドア対フジサンケイが長期化する様相を呈してきたのを受け、リーマンは空売りに出始めた。既に、全てのMSCBを株に転換すれば筆頭株主はリーマンに移る。リーマンはいつでもライブドアをのっとれるのだ。乗っ取っても良いし、空売りして現渡してもいい。ライブドアがフジサンケイグループと戦っている間に、リーマンの一人勝ちである。
既存株主を裏切って勝利を得るならまだ救いがあるが、裏切った挙句敗北必至では救いようが無い。ちなみにフジテレビも今回の件で大量のMSCBを発行した。この泥仕合の最後はどんな形になるのか。注目度が高いだけに落としどころには本当に興味がある。

2005年2月18日

《ライブドア1》

連日お茶の間を騒がせているライブドア。
堀江社長の人柄もすっかり世間に定着したようだ。
プロ野球参入からずっと、ベンチャー企業の有り方、生き様を世間に示しつづけて、爽快なベンチャー社長の姿を我々に示してくれている。
うちの両親などもすっかりホリエモンファンとなっていて、事あるごとに「堀江社長は正嗣と考え方が似ているね。」と云っているものである。
私自身はリスクの取り方も、管理の仕方も、企業経営や株主(出資者)に対する考え方も、堀江社長と似ている点は殆ど無いが、「資本主義の論理で動く」という一点に関しては確かに似ているといえるかもしれない。
今回のフジテレビ騒動も本当に面白い。元証券屋・・というよりも、世間の投資家一般の評価では既に結末が見えているこの勝負。どうオチをつけるのか、最後まできっと目が離せない。

2005年2月17日

《自信》

壁にあたったそのときに、それを乗り越えるために人が最後に頼りにするものは何だろう。
経験であったり、知識であったり、信仰であったり、あるいは先輩や友人などの人間関係であったりするのだろう。
自分であれば、「自信」である。
「壁をぶち破る自信」ではない。「何とかする自信」である。
私は「manages to do」という言い回しがとても好きだ。
「何とかする」状況というのは、チャレンジだったり、撤退戦だったり、とかく想定外の状態であろう。そこでも十分に戦えるという自信だ。
道具もなく、情報もなく、徒手空拳で乗り込んだとしても大丈夫。
さぁ。何とかしようか。

2005年2月16日

《プレビュー》

このプレジデントルームの閲覧者はスタッフ、お客様、私の個人的な友人等比較的限られた人達だと思っていたのだが、アクセス解析を見てみるとどうもそれ以外でも読んで戴いている方が多数いるようである。最近では、50人/日程度の方に読んで戴いているようだ。
プレビューにすると100回/日を超える日もある。非常にありがたいと同時に、頑張って書いていこう!という気持ちに繋がっていく。
企業のホームページというものは、とかく中々更新されずにつまらないという印象を受ける。
前職の時代からこの「更新」という事に関する意識は高いものがあった。プロであったのでプレビューもやはり気になる。
等身大の自分と会社を見てもらうために、これからも忌憚ない意見を述べていきたい。

2005年2月15日

《感動よ。》

昔の話。
私はグランドキャニオンにいた。
あの感動をどう表したら良いのだろう。
朝日が地平線に昇りだすその一瞬一瞬で、谷の色が変わっていく。
広い。
そして深い。
キーンと冷え切って、静まり返った大気の中で、自分の呼吸と心臓の音だけが耳に残る。
動けない程の感動。
涙がこぼれた後に、その理由を探す。
握り締めたこぶしが震えているのに気が付く。
うれしくって笑う。笑いがこみ上げる。哄笑。
一つの想いが自分の中に響く。
「そうだ。ここがスタートだ。」
いつかまたこの景色を見る。見て、そして今度は何を感じるのだろうか。
ただ、感動に震えて、何も出来ずに大きく笑ったあの日。
いつかまた。