2005年2月24日

《確定申告》

確定申告のシーズンである。
会社の決算といい、確定申告といい、この手の事務処理は非常に億劫な気持ちになる。
だが、確定申告をすると税というものが本当に実感として感じられるのだ。一会社員で源泉徴収されているときに、本当の意味での納税意識というものは恐らく持ち得ない。
税を実感出来るという事は、すなわち政治を感じるという事である。
この作業の億劫さ、複雑さ、それら全てはそのまま政治に対して我々が感じている意識そのままであるといえる。

2005年2月23日

《逆境》

人間の真価が問われる場面と云うのは常に逆境である。
私は有事の人であろうと思っているし、会社社長の存在意義はつまるところそれのみとも云える。
逆境に臨むにあたり心がけている事が一つある。それは早期に決断すること。決断事項が誤っていたら、朝礼暮改をいとわないこと。
逆境に際してもっとも危険な考えは「不退転の決意」である。退くことのできない将に名将はいない。

2005年2月22日

《マナー》

当社では、マナーについて私から皆にあまり触れることは無い。
基本的に対外的なもので、クライアント様や、そのお客様等が嫌な思いをしないだけの言葉づかいや服装、髪型であれば問題はない。当然私もスタッフしかいない場所とお客様先では、スタッフとの語り口は違うと思うし、クライアントによってもその新密度やシチュエーションによって言葉づかいなどは変わっている。
さて、当社がスタッフのマナーを気にする時というのは、「採用時」である。スタッフが身内になる前だからこそ、対外的な対応というものを見る事が出来る。特に電話の応対とメールの書き方。今までの経験では、年齢や経歴はあまり関係が無い。変に自信がある人のほうが横柄になりやすいのかもしれない。
基本的な姿勢が「謙虚」であれば、マナーがまずいということは殆ど無い。
と、ここまで書き進めて、ふと自分を振り返る。「自信」というのは表面に見えすぎると印象の悪いものだ。そう。まず謙虚に。代表者を見てがっかりされるのでは、それこそスタッフの皆に申し訳がない。

2005年2月21日

《資本の論理》

敵対的買収に関して、日本人は、特に自民党の政治家達はあまりに無知である。
堀江社長の「金さえあれば何でもできる」という発想は上場している企業の経営に関する限り、鋭く本質を語っている。何でもできるからといって、何でもやって良いかどうかは、それぞれの企業モラルや社会的な立場によるものであろうから、それぞれの会社が決めればそれでよいと思う。
上場企業である限り、マーケットでの巨大なマネーゲームに参加しているわけだから、投資家の目的としてはキャピタルゲインを狙うためでも、買収のためでも、株は売買されて良い。
電波が真に公共のものならば、上場すべきではない。
法整備に穴があるなら、そこを突くのもプロなら当然だ。
ライブドアの手法は資金調達のみ株主を裏切っているという点で絶対悪だが、対日本放送で採った策は企業として誤りは無い。

2005年2月20日

《ライブドア3》

ライブドアでは堀江社長のことばかりマスコミなどで報道されるが、IR担当の熊谷さんのブログも面白い。
http://blog.livedoor.jp/livedoorIR/
基本的に、やはり見通しが甘い。
金融商品の特性を殆ど理解していないとしか考えられない。8日のブログで「優しい売り方をする。」発言をして10日にはリーマンに思い切りカラ売りされる事になる。こんなIRでは、既存株主を騙しうちしているようなものである。悔しい悔しいで打つ手無し、では、株主がかわいそうである。
さて今週、本当にどんなドラマが待ち受けているのか。無策で乗り切れる局面ではないだろう。