2006年8月17日
2006年8月16日
はじめまして!
株式会社トライアンフの日向と申します。
「起業家100人ブログ」
正式スタートは18日からと伺っていますが、ちょっとフライングして掲載していきたいと思います。
当社ホームページ「社長室」とは一風変わった、これからの起業家に向けての熱いメッセージを伝えていけたらと思いますので、是非日向の新ブログ「そして想いはビジョンに変わる」をよろしくお願いいたします!
2006年8月15日
インターンを受け入ると暫く途絶えていたアカデミックな会話を取り戻す自分に気がつく。
ナリッジマネジメントについては、私が大学にいたころ流行っていたマネジメント理論なので聞く機会は何度となくあったのだが、「知識やノウハウを共有する方法論」くらいのトーンでしかなかったような気がする。
私の中では、エンドユーザコンピューティングやもっと言えば「ファイルの共有やBBSの活用」の親玉くらいの感覚しかなかった。
昨日インターンにきている子と話をしていて、ナリッジマネジメントについて話を聞いていたら「SECIプロセス」についてや「ナリッジマネジメントの限界」といった耳慣れないコトバがたくさん混じっていた。一通り教わった後、かえって早速調べてみる。新しい理論というのは面白い。私が不勉強だっただけなのかもしれないけれど、当時「手段」にしか興味がいかなかったものが、理論的にも練られて面白いものになっているように感じた。
それとも、当時なんとなく聞いていて、今は必要に迫られているからか・・。
それにしても、インターンを受け入れると教えることよりも教わることのほうが多いので、なんだか少し恥ずかしい。
2006年8月14日
個人的な話であるが、私の方針として最近加わったものがある。
それは、「即決を迫る営業マンの持ってきた話はどれだけ魅力的に見えても断る」と云うことだ。
確かに私自身は最終決定者だし、基本的に拙速であっても判断する事を優先することは多い傾向にある。
今まで何回かちょっと魅力的だと感じる話で、営業マンがクロージングを迫ってきた事があったが、やはり専門外の事であればみんなの意見も聞きたいし、自分で調べたりもしたい。そんな中、中々その交渉のテーブルから離してくれない事もあるのだが、強引にくればそれだけ胡散臭く感じるものだ。購入した後も騙されたような乗せられたようなとても嫌な気持ちになる。
一社、クロージングのみならずその場で現金で全額支払うようにと云ってきた会社があったが、サービスの善し悪しはとにかく、こうした会社と取引を続けたいとは考えられなくなる。
「話を聞いてみたいな」レベルの会談のテーブルで即決を迫る営業はうちに対しては逆効果なので、回り道に見えても信頼関係ような取引関係を作るように努力して欲しい。
2006年8月13日
最近ベンチャーの起業本を何冊か読んでいて思うことがある。
彼らの人生は博打のような危険性を抱えていて、だからこそドラマチックに見える。と云うことだ。
先週ドリームゲートの取材を受けて感じた事なのだが、当社にはそのような冒険秘話は殆ど無い。
だから、きっとドラマ性としては薄いものになってしまって「観客」を喜ばせる事はあまり出来ないのだと思う。
少し残念に思うこともあるが、小さければ小さいなりに、大きくなればそれに応じた規模に見合う成長が出来る経営者であれば、私自身は良いと思っている。
更に云えば、コーポレートガバナンスについてのあり方は、今もまだ自分の中で答えは出ていない。自己資本へのこだわりは、トライアンフの持つプライドやビジョンを出資者の多様な要求に晒すことなくゆっくりと醸成させたかったからであるし、体力を超えた成長への圧力は、当社の価値を壊す恐れがあるとすら思っている。
それでも、当社が上を見ていないわけではない。数字を上げるべくスタッフは力を結集して汗だくになって作業をするし、一つの結果が次に必ず繋がるような枠組み作りや会社システムの改善は絶え間なく行っている。
このお盆休みで、今期の事業プラン作りを進めたいと思う。
そこでは、当社に期待するみんなの気持ちをこめたトライアンフの姿を描きたい。
たとえドラマのような話が出来ないにしても、取材で当社の事を語るときは現実的でセーフティではあるけれども、着実に足を進める我々の夢が読者に伝わってくれるように。