2006年9月10日
東京出張の際、コスモ証券のM師匠から聞いた話のうち、
「GMOインターネット証券に注目している」
という話があった。
GMO?・・お名前.comの会社だっけかなぁ。くらいな印象しかなかったのだけど、今日ちょこっとホームページを見て唖然。
カンペキにweb2.0志向だ・・。
正直に言えば、オープンソースやマッシュアップなんかは、システムトレードを行うオンライン証券にこそ必要とされるシステムだとは、むかーしむかしから思っていたし、うぇぶにーてんれーなんて騒がれる前からコアなディトレーダーから鬼のような要望として挙げられてきた提案だ。
しかし、「既存の証券会社のシステムがそんな変更を許さない。」「セキュリティ的に許されない。」「なによりもオカミが許さない。」という壁に晒されて、現実的には、夢見る事すらムリなのかなぁと思っていた。
それが・・!
見事すぎてコトバがねぇべ。。
トップ自らが、CGM志向でユーザビリティを考えながらシステム構築してったら、そりゃ既存の取引システムなんて、あっという間に陳腐になるだろうさ。
コストの削減や、思いもしないサービスの提供と云うのは第一段階。
恐ろしいのは、というよりも、俺自身オンライントレードという夢にかけた一つの理想像としては、
「他社と比較して投資家の勝率が著しく高い証券会社」
というものが可能になるだろう。
今まで、「投資は個人責任です」といって逃げてきた証券コンサル業最大のテーマ、「お客様である投資家を如何に勝たせて資産形成させるか?」にオンライン証券は挑んでいくべき時代が来てしまうのではないか。
正直投資家の希望は、「儲かるなら手数料多めに払ったって全然問題ないよ。」というコトに尽きるのだ。
お客様志向でシステムを作って、リスク管理や投資理論を投資家ユーザに意識させないレベルでシステムに織り込む事ができれば、当然「そのシステムを使って取引をするだけで、それ以外の投資家とは歴然と勝敗に差が付く」結果になるだろう。
ドキドキした。ネットレに今もいたなら、この時代ワクワクするだろうね!
2006年9月8日
愛知大学から受け入れたインターン生M松君の企画担当したプレスリリースが一発当たった。
頑張って取り組んでいてくれたので、一つも効果が無いと申し訳ないなと思っていたけれど、一安心。
記載内容は、うちのメインサービスであるフィールドチェンジアドオン。プレスリリースのノウハウとしては、面白いので、今後うちの企画をうつときは引き続き彼の手法をとってみようと思う。
ZDNet
フィールドチェンジアドオン
他にも8月からインターン生が取り組んでくれた多くの企画の芽がようやく実ってきたところ。感謝、感謝です。
2006年9月8日
昨日は、仕事がらみで東京に出張だった。
日中の仕事を終えて、夕方時間が空いたので、私の古巣であるコスモ証券を訪ねた。
懐かしい友人たちや、共にオンライントレード「ネットレ」を支えてくれた人達とアツい会話を交わしていると、ついつい忘れていた当時の苦しみや感動を思い出してしまう。
今でも、「自分ならあれもやりたい、こういうものを作って先行している他社を掴まえたい」という想いがフツフツとわいてくるから、あの時の仕事は本当に自分にとって魅力的な仕事だったんだと実感できる。
今でもなかなか面白い試みを続けていて、きっとどこかでブレイクするはずだと信じている。自分もそうだけど、黎明期を支えたメンバーが散ってしまって、ノウハウが一回リフレッシュされているのが、ホントにもったいないな。
うーん。しかし、今もやっぱり後ろ髪惹かれる業界だよ。
そうそ。ネットで株取引やってみたいって人がいるなら、袖の下ヌキで相談にのるよん。日進月歩の業界だから、どこの会社もいいサービスを提供しているけど、できればネットレ使ってもらえるとうれしいなぁ。。
一応リンクを張っておこう。
コスモ証券、ねっとれ。
2006年9月6日
「何で会社作ったん?」
と聞かれても、いつもあまりピンとこなかった。
むしろ、学生時代何百万もする車をローンで買う人とか、社会人数年目でマンション買ったりする人達にこそ、長期ででっかい負債になるそんな勝負品を買うのか聞いてみたいなぁと思っていた。
ほんとにただ自分にとって、100万あったら車やマンションの頭金にするよりも会社の立ち上げ資金にするほうが、ずっと夢があると思っていただけだ。
だから冒頭の質問には、「車買うより会社作るほうが、おトクだとおもったから」って答えがきっと自然なんだと思う。
どんな業種でどんな事をやっても良いと思っていたし、最初に売るものは「自分のできるサービス」と思っていたので気は楽だった。
よく「考えなしだねぇ」と言われているけれど、やってみると普通にできるし、なんといっても楽しいし、「起業」というコトバと他人が創造するような恐怖に踊らされている人はもったいないな、と思う。自分の会社って、最初なんだか、気恥ずかしいような、誇らしいような、不思議な感じがしたもんだ。
2006年9月3日
創業当時から結構何度かつまづいた経験があるのが、「売上の回収」である。
入出金のトラブルは、非常に信用に関わるので当社では慎重にやっているが、それでも何度か失敗した事はある。
サラリーマンをしている時は、給料が給料日に間違いなく入金されるのは「最低限の当然」であると思っていたし、そんなに大変なことでもないと思っていたんだけど、今のうちみたいに振り込む人(←自分)が、フィールダーもやっているとこれがホントに大変。
集計終わった後に報告が上がってきて漏れる事もあるし、通信料などの従量制の引き落としが思ったよりも大きな額である事もある。
しかし、一番ビックイベントになるのが、「売上の回収漏れ」である。大体月末に入金があって、みんなのギャラを10日に払うのだけど、忙しくてバタバタした状態で、8日あたりにふと残金を確認すると、思ったよりも「数百万少ない!」。
うちと同じようにクライアントで振り込む人がフィールダーの場合、大変なのは良く分かるのだけど、会社対会社だと金額規模が大きいので影響も大きい。
こうなってきた時に、「最低限の当然」はいきなり難度Sクラスのイベントになる。
これは、ホント、経営者じゃないと中々分かってもらえない恐怖である。
小さい規模の時は自分のお金を当ててフォローして来る事ができたのだけど、さすがに今期からは動くお金の規模が大きくなってきて厳しいと思う。
入出金管理、しっかりしていかないとね。
クライアント各社さんにもお願いです。入出金は信頼関係の第一歩。うちで頑張って働いてくれているスタッフが不安なく報酬を受け取れるように、期日に入っている形でよろしくお願いいたします!