一般労働者派遣事業許可「般23-300590」取得しました。

2006年10月12日

事業計画書(第四期)

遅い!
第四期が始まって、ドえらい時間が経ってしまった。
思えば、インターンの子が「ベンチャーキャピタルとコンタクトとりましょう!」といったのが8月。
話を聞いて、「ふむふむ。去年の事業計画は拝見しました。順調ですね!今期分の作成もお願いします。」とお願いされてハヤ数ヶ月。。す・・すまぬ・・。
私は証券出身のベンチャラーなわけだが、どうも財務戦略はニガ手意識がある。それに、お金も人も今のフローを見ながらやりくりして、充分に成長は出来る。と云う意識もある。
しかし。
乗りたいビックチャンスがいくつも転がってくる
のも経営の事実。
予期せぬクライアントの支払遅延が発生する
のも経営の事実。
下準備やアイデアを形にするための発射台を整えておくのも自分の役割だと思う。
前の期の計画とあまり代わり映えしないのだけど、一つビジネスモデルに加わったのが「派遣」というキーワード。今まで「請負」でプライドをもってやってきたのだけど、様々なワークスタイルを望むスタッフの要望や、直接指揮したいというクライアントの要望はかねてからとても多く、ニーズに対して応えられる事業モデルに組み替えている。そして、去年の同時期には予想できなかった労働市場の急激な逼迫化を踏まえて、事業の拡大スピードを緩めて「人材」により多くのコストをあてる方針に切り替えている。
見ている先は、「目先」ではない。
事業計画を作る過程は、ともすれば日々の現場に流されがちな「大局」を確認する仕事になるのだ。
トライアンフ第四期事業計画

一度に色々な出来事を手がけると、どれを報告していいのか少し迷ってしまう。
一つだけPRを。
B-ingにて先週の田中さんの特集「経験を活かす」に続いて、私の「30代のアニキ」が今週の特集で掲載されていますので、現在当社に応募をお考えいただいている方は、ぜひトライアンフの経営陣がどんな想いで会社を運営しているかという部分を考える上で参考にしていただければと思います。
さて本題。
バタバタしていて中々纏められなかった第四期の事業計画を作成しました。
くぅっ。しっかり報告したいのだけど、ちょっとまたお客様から急ぎのご依頼が・・。
後日報告します!

2006年10月11日

インソーシング

プレジデントルームで書いたテーマと同じ言葉をタイトルをあえて使ってみようと思った。
プレジデントルーム→「http://www.triumph.tc/president/index.html
プレジデントルームでは「自前主義」という意味で使ってみたのだけど、アウトソース先の「請負会社」としての意味で考えても当社の方針にはピタリとはまる。
結局は市場と比較して見て、強い部分はウリとして社内に取り込み、弱い部分は社外のオープンリソースを利用して補完する。つまりは、どのような視点で考えたとしても全てを外部化、あるいは内部化するという方針は現実に即していなくて、きちんと自己評価を行ったうえで何について自社の強みとして育てるか?どの部分を外部の協力を得て平均レベルまで持っていくかという経営の舵取りに他ならないのだと思う。
結論としては、自社で弱い部分、自前でやればメインの業務の妨げになる部分はアウトソースする。
自前でできるところは、それがメインの業務となりえるか?売れる程の市場の競争力を持ちえるか?を常に考えて、蓄積する方針であるなら自前で行う(インソース:自前主義)。
売れるほど強い部分は、自社内で賄う事に限らず、売ること(インソース:請負)も考えて磨き上げる。
どちらにしても、景気がいいからインソースだ!というようなユルい感覚ではなくて、これからはオープンに社内外のリソースを使いこなし、育てていく時代がきた、ということなんだと思う。

2006年10月10日

《インソーシング》

この時間、会社の自分のデスクの前に座ってビール片手に考えている事を書こう。
コスト削減というとまず経営者の頭によぎることは「アウトソーシング」である。
当社も創業当時からレンタルオフィスを使用するなど、アウトソースに関しては一家言を持つと自負しているのだけど、実際に外に出す業務、内に取り込む業務の切り分けは、非常に悩む部分の一つである。
ソーシング業務に関して、重要なことは「現在保有する戦力が市場のレベルに比べて高いか低いか」を突き詰めて考えることである。
当社であれば、創業以来力を注いでいたITサービスという業務そのものはとても高いレベルにあるので、中々同レベルをアウトソーサーに求めるのは容易ではない。
一方、事務処理・労務といった分野では社長プラスサポート会社という体制で進んできたので、充分に社内にノウハウを蓄積できていないと思っている。
その上で、一歩考えを進めて、更に「どの分野を自社の強みとしていきたいか」を考える。
これは、「どんな業務を社内に蓄積していくか」という問題を考える上で重要な課題となるだろう。
当社の強みとして残していきたいのは、なんといっても「人」であり「人が提供するサービス」であると信じている。
人件費の流動化が叫ばれる今、私がプッシュして社員採用に力を注ぐのはそのためである。
「人に力を注ぐ会社であることが、必ず評価される時代になる。」
トライアンフのビジョンは、青くともそこに全てがある。