2009年10月22日
地域差の一票の格差が議論になって久しいけれど、それよりも重い一票の格差は、「当選回数」の上下関係だと思う。
二世議員を一律に批判したいわけではないが、親族の地盤をついで長く席を暖めている人が、民間で大いに経験を積んで政治家に転身した人達を見下しているのは、その人に一票を投じた有権者に失礼ではないのか?
政治の世界では年功序列が歪なまま残っているから、いつまでも有為な人材が政治の世界で活躍できないし、古株から比例復活当選するし、永遠に投票は電子化されずにどぶ板騒音無駄ガネ垂れ流し選挙が賛美されるし、将来にツケをまわす方針から転換できないのだけど、マスコミも有識者もなぜ誰も当選回数による上下関係を批判しないのだろう。
小沢配下の一年生議員等と呼ばれている議員も下手に「教育」なんてされていないで、大物議員が権力を盾に利権を貪り出したら、毅然と民意を代表して行動してもらわなければ困る。
大物議員お気に入りの天下り渡り官僚を郵政トップに据えるというニュースを見た。
本当に誰も反対できないのか?
官僚の体質が改善されたら、次は議員の年功序列を何とかして欲しい。自分の地域で入れた1票が、何度も当選を繰り返したというだけの大物議員の1票に劣るというのは、いつまでも許される事じゃない。