2010年10月24日
最近当社の中でも営業をやるスタッフが増えた事もあり、新規にお付き合いする人の数がぐっと広がってきた。お客様やパートナーさん、どのような関係になるかまだ分からないけれど、とりあえずご紹介していただいた人まで、本当に様々で、その人達が期待してくれている「自分の役割」というのはいったい何なのか立ち位置が難しい事も本当に多くなってきた。
時には何処までもお客様のために融通を利かせ従順であり、時には社会的な規範から外れないために規律を守り、時には誰かの顔を立てるために無償で走り回り、時にはスタッフの不満の受け皿になるために只々飲む。
先日ある社長さんと自分の立ち位置や役割、振る舞いなどについて、そういう話をしていた。
まっすぐ生きていきたいなぁと思う人にとって多面的に顔を使い分けるのは多少違和感なりストレスなりを感じるものだ。
その社長は「でも、僕達は経営者だからね・・。軸がぶれなけりゃいいのさ。」とだけ応えて静かに微笑んだ。
ありきたりな回答だったのだけど、深いなぁと感じた。
「経営者だからね。」
という言葉は、そのとき以来とても気に入って、時々使っている。
けれどあの深みは伝えきれていない。