2006年9月30日
技術を伝える事はできるけれど、感じる事を教えるのはとても難しい。
人はミスをするものだし、思い通りにコトが運ばない時もあると思う。
それを人のせいにしてしまうのは本当に簡単なことだと思う。
しかしその瞬間、「些細なミス」は「致命的な欠陥」に変わる。
出来事は変わらなくても、まわりの感じ方が変わるのだ。
トラブル解決の原則は常に変わらない。
「迅速に・誠実に・関係者全てに」と云うものだ。
これは、自分のエラーをフォローする立場のみんなについて、どれだけ感じる事ができるか、に尽きる。
トラブルの解決には全力をもってあたらなければならない。感受性は本気にならないと最大限に発揮されないものだからだ。
だから、逆境にあるときにはまず自分に問いかけて欲しい。
「全力を出し切っているか?」
関係者のそれぞれの想いが理解できれば、トラブルに対する自分のアプローチもきっと変わるはずだと思う。