2004年12月28日

《思惑》

仕事を請ける時、人を選ぶ時、金額を決める時、当社には当社の思惑があるし、クライアント企業にも実際作業を行うスタッフにもそれぞれ思惑がある。
関係者の思惑がぴったり噛み合えばそれに越したことは無いか、関係者の数が増えればその数だけの思惑が発生し、足並みがピタリと揃うことは中々難しいと思うようになる。
噛み合わずせっかくの仕事が請けられなかったり、人を余らせてしまったり、歯痒いと思う気持ちも正直あるし、残念と思う気持ちもある。しかし、実際はそれぞれに思惑がある事は自然であるし、それで良いとも思う。我々の仕事はすり合わせることであるし、我々がガマンすることで次につながるのであれば多少の幅を持たせることもある。それでも譲れない部分は当然あるのだ。
だから、クライアントの思惑やスタッフの思惑が、自分とどうしてもすりあわない時がある。だが、それでいい。引け目に感じてもらうことも無いし、腹を立てるようなことも無い。
「誰にだって思惑はある。俺にだってあるんだ。」