2006年9月26日

君のアントレプレナーシップ

経営者であれば、従業員の労働環境はなるべく整えてあげたいと思うし、採算性をにらみながら、精一杯のラインを常に試行錯誤しているものだ。
一方でベンチャーで働く意義というのが、「そのときそのときの労働の対価の賃金」であっては続かないと思う。残業や突然入る仕事が嫌で、納期に責任を持ちたくなくて、同僚のフォローや後進の育成に興味がない人であれば、公務員か大企業の歯車として生きていく道を選んだほうがいいと思うし、そういう生き方も一つの正しい生き方だと思う。
創業ベンチャーにはもともと何もない。
創業メンバーが力を尽くして切り開いた道は、けして自身の残業代のためや代休を纏めて取るためでもなく、容易とは云いがたいものばかりだったと思う。
だから、どれだけスキルの高い人であっても「まず休日や残業について聞かせてください。」という人には、ベンチャーで戦い抜くことは残念だけどできないと思う。
採用面接等にあたって、まず我々が聞きたいことは、
「君のアントレプレナーシップをアツく語ってくれ。」
と云う事。
その上で会社のビジョンとすりあわせをしていければそれが一番いい。