2006年10月9日

経営資源

大きな会社と異なり、ベンチャーの経営資源は目に見えて少ない。
うちのように、何も無いところから始めれば「モノ」はゼロからのスタートだし、「ヒト」はこれまでの生きてきた軌跡を信じるしかないし、「カネ」はスタート時点でいくらあるかというくらいの規模に限られている。
しかし、有限の経営資源というものは、あらゆる事を効率化させる。
希少な資源だから資本は大切に使うし、代替がきかないからスタッフは大切に育てる。資産は厳選して経費をなるべく抑える。
無尽蔵の予算の中で成功を収められる人は、意外と多いのかもしれない。しかし、小さくければ小さいなりに、いい音を響かせられる自信がある人こそベンチャーには向いているんじゃないだろうか。
重ねて思うのだけれど、お金が無い事やコネが無い事などは起業するしない、というポイントにはあまりならない。限られた資源であっても有効に活用できるかどうかが起業家には求められているんだと思う。