2006年12月1日

心の中にメモ

最近アウトプットの機会を多くいただいているし、年末の忙しい時期というのは交渉・調整・説得・スピーチ・カウンセリングと、カンファレンスのような予期可能な自分のフィールド以外の場所での自分の考えの発信と関係者の意見の受信の機会が格段に増える。
ちょっと飛び込みの営業の方と話す機会があったので、そーいう時ってどうするよと聞いてみたところ、「発信機会が多くて、話したい内容がたくさんあり、でも忙しいって時ほど、【聞く】事が大切なんですよぉ。」と語っていた。
ちなみにそんな話を自分から引き出している営業マンという人種はすごいなぁと感じ入ったりなんかもして。
その人は、私の言っている内容をメモしたりしない。よく「メモするとあなたの話をしっかり聞いています」という意思表示になるんです。という話を聞くし、重要な話をしている時なんかは忘れないような処置は当然必要なんだけど、ファーストコンタクトに近い時は、視線が長く外れてしまうメモよりも、ちゃんと印象が良く残るようにニコニコ顔を見て聞くほうが大切なんだそうだ。
でも、忘れてはダメだと思うキーワードは「心の中にメモをとる」のだって。その人の顔を見たときにキーワードが出てくるようにしっかりと心にメモする。
というような事だ。
なるほど〜。
とりあえず面白い話だったので、あんまり興味の無いその人の売っている商品も買ってみる事にした。そのどーでもいい商品を見ると「聞く」「心の中にメモ」というキーワードが思い出される。うむ。師走の一歩目はこれで行こう。