2006年12月29日

もし会社を創ってみたいなら

お仕事納めなのでちょっと昔を振り返ってみて、「会社を創ってみたいな」と思っているこのブログの読者にも何かアドバイスできればいいなと思ったので、このタイトルです。
私自身が起業するときに不安に思っていたのは、「特にこの職種がやりたいってのもないし、自分の能力で社会に売れるモノってあるのかなぁ」という事。
もっと単純にいってしまえば「食べていけるかな」という事に尽きる。
経理がよくわからんとか、お客さんどう見つければいいかよくわからんとか、色々不安点はあるものの、一番は「ちゃんと最低限稼げるかな?」というところだと思う。
私の場合は、この不安点をどう解決して「起業」までもっていったかというと、「とりあえず解決してないけど、会社というハコを創ってみる」事にした。
案の定、半年くらい殆ど収入の無いままフラフラしている事になる。
思い切ったキッカケというのは、単純で「誕生日にあわせて会社創立にしよっと」というもの。だから当社の創立日は8月27日で誕生日と同じ日。ふんぎる理由は何でも良いのだと思う。クリスマスに創業してめでたい会社にしようとか、元旦だったらキリがいいべとか。
さて、話を戻して、今もしこの記事を読んでいて会社を創ってみたい人がいたなら、「とりあえず食えるかな」という不安は私のときより小さいと思う。なぜなら景気が良くて人手が足りないから。
なんとなくやりたい業界の会社に「お手伝いしたいよ」と謙虚に申し込めば、名古屋にある会社なら柔軟性勝手次第で何とでもなると思う。
もし私のように「これといってやりたい職種があるわけじゃないけれど、会社創ってみたいな」という人であれば、うちの会社からお仕事出してもいい。
私自身感じるのは、「これがやりたい!このアイデアを売るんだ!」という起業の仕方よりも、お仕事を振ってくれる相手が望んでいる仕事したほうが、失敗する事が無いと思う。地味だけど。
まわってきたなぁと感じたら、新しいお客さんを増やすもよいし、余裕のある時間でやりたい事に挑戦してもいいし、人雇って自分はワーカーから外れても良い。
「プロダクトアウトしてこそ起業家といえるぜ!」「ニーズをウォンツに変えるのが俺の使命さっ!」というスタンスから入ると、巷でよく聞くように何万人に一人しか成功しないようなタイプの起業で本当に大変そうだ。でも、起業家も多様であったほうが面白いので、そういうタイプも引き続き頑張ってチャレンジして欲しいな。
という事でまとめ。
私のお勧めする起業スタイルは、「マーケットイン」タイプ。
キーポイントも実は就職活動する学生に対するアドバイスと変わらないのだけど、「ヤリタイコト、ヤリタイコトって狭く考えていると大変だよ。やってみるて出来るようになって、信頼されてくると面白いと感じるようになるし、本当にやりたい事を実現する可能性も広がってくるよ。」という事。
とりあえず、なんのツテも無いところに声をかけるのがどうもねぇという人はうちの会社に連絡して欲しいな。「体一つしかないけどイケますか?」って。いけます。
さて、大納会か。
やらなきゃいけないお仕事は大体昨日までに終わったので、なんとなくのんびりな感じ。書きたいと思っていた記事もかけたし。書いてみて思ったのは、起業する環境、良くなったよなぁ、と。。