2024年7月10日

22年目挨拶

- 22年目挨拶 -
株式会社トライアンフ代表取締役社長の日向正嗣でございます。
新しい期を迎えまして、お客様、ご関係者の皆様方、そしていつも支えてくれている社員の皆さんにご挨拶させていただけ得ればと思います。
第21期をご支援いただき、本当にありがとうございました。創業より目標としておりました年商10億円を達成いたしましたこと、改めてご報告するとともに、心よりの感謝を申し上げたいと存じます。この21期を振り返りますと、期初より大いに取引も拡大し、本社を中心に各オフィス最高月商を更新する勢いのある一年となり、時期やエリアに濃淡はありましたが非常に力強い需要に支えられた期でございました。また、インフレと技術者不足に悩まされる一年でもあり、需要拡大に対して当社の運用を支えるメンバーの負荷やマネジメントが顕著に疲弊する一年でもあったと思います。
本期は、当社にとって「人的資本経営」に取り組む1年でもありました。特に「健康経営」がその中心に位置づけていた施策で、フラッグシップとして「サハラプロジェクト」を立ち上げ、大阪オフィスの柾木拠点長がサハラマラソンに挑む、壮大な挑戦と共に、健康手当の創設等の社内福利厚生施策と合わせて社員一人一人が自分のB/S、自分の健康資産に向き合う一年になったかと思います。
22期に向かうにあたり、私は長期プロジェクトとして「プロジェクトテンバガー」を打ち出しまし、先日行われた、拠点長・統括のキックオフミーティングで発表しました。テンバガーとは、元々は野球用語から転じた証券用語で10倍株、の様な意味を持ちます。さらに転じて、当社においては、「今後10年以内に、年商100億円、純資産10億円を目指していく。」というゴールです。目標を大きく定める意義や、20周年イベントでも語った定性的なビジョンを改めて示し、日本の情報インフラにおける様々な国家プロジェクトを当社の力で完結していけるような企業を創り上げていければと思っています。
近年、当社もではありますが、企業は、そして経営者は、「成長」を強く求められています。一つは、これまで無かったような激しいインフレであり、政府要請でもある賃上げです。もう一つは、コロナ後のAI/テクノロジーの進化による需要の急拡大、最後は急激な少子化や技術者不足です。
当社の様に、労働集約性の高い仕事にとっては、本当に厳しい話でもあり、マネジメントに携わる人材の負荷は急拡大してきました。お客様にもご協力を戴かなければなりませんが、社員一人一人の成長や貢献も待ったなしになってしまった印象は非常に強くあります。
人的経営を行う指針として、私が社員に求めているもの、評価しているものとしては、「エンゲージメント」「コミットメント」「ウェルビーイング」の3つを上げて説明しています。要は、自分主体で会社やお客様に愛着を持っていて、プロとして望まれている事をしっかり行い、社会的にも肉体的にも精神的にも健全で善良で熱意をもって仕事していくという事です。
最後に財務についてですが、元々手厚い財務基盤だったところ、コロナ過においては大きく借入を増やして手元を厚くして来ており、直近ではその返却も進み自然に減らしながら自己資本比率を上げていっていたのですが、昨今のインフレ、円安、金利情勢を踏まえて、余剰のキャッシュはある程度投資に回す必要を感じています。「伊藤レポート」は人的資本だけというよりは、市場環境に与えてきた影響が大きかったこの数年だと思います。お取引いただいております金融機関の皆様にはまたお力添え戴くことも多いかと存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

今期も社員一同、全力で社業邁進してまいります。変わらぬご支援、ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。