2007年8月5日
普段ぼんやりと考えている事も文字にしてみると伝えたい事として明確な形になる。
私は取材を受けた後、よく自分でも記者側の立場に立ったつもりで記事を書いてみる。インタビューを受けている間は纏まりきらなかった自分の考えも、書いている間にはっきりとしたメッセージとなって自分にも降りてくる。
経営者は一生懸命やる、というだけではお客様にもスタッフにも納得してもらえない。たとえカリスマという資質に欠けているとしても、明確なメッセージをもつトップであれば関係者は安心できるものだと思う。
今期の私の軸は社会的な責任を果す企業としての成長を進めて行きたいと考えている。情報管理やクオリティに責任の持てる会社であるのか。無理なコストカットや長時間労働などで、スタッフや協力会社にしわ寄せをしていないか。
我々の正道は直近のお客様だけを見た「お客様第一主義」には無い。実際にそのサービスを享受するエンドユーザに迷惑をかける品質の仕事は請けられないし、スタッフや協力会社に不可能な要求を突きつけるわけにはいかない。「良識のあるバランス感覚」を大切にしていき、全ての関係者が「助け合う」という気持ちをベースに仕事をする事が求められていると思う。
問題点やお願いしたい事はきちんと伝える。
私は耳当たりのいいイエスマンでは無いかもしれないけれど、社会に向き合うとはそういうことだと思う。
そして皆を信じている。
大切にしたい想いはきっと皆に伝わる。