2019年11月27日
日向です。アサイナー研修のスタッフ求人、いよいよ面談について書こうと思います。面談する側について外部向けに書くのは始めてなので、スタッフ応募する人からすると、へぇこんな事考えながら面談しているんだって参考になると思う。見ている視点は、面談者それぞれだろうけどね。
まず、うちの面談、リアルで対面するときもあれば、最近であればSkype等WEB面談にする時もたくさんあって、どちらかというとWEB面談の方がなれないと自分のペースで面談できないんですよね。応募者側もそうだけど、採用担当者もある程度慣れておくのが大事で、シミュレーション研修はしっかりしておきたい。
特に、大事なのはカメラ目線と笑顔。画面越しだと特に忘れがちなのだよね。まずカメラの位置が下すぎると上から目線になっちゃって威圧感が増しちゃうし、ディスプレイの上に着けている時に、画面ばっかり見ていると伏し目で印象悪くなってしまう。顔や話している様子も確認したいのだけど、可能な限りカメラ目線は大事。あと画面越しに笑顔で話すの苦手な人はトコトン苦手になっちゃうみたいだけど、印象良く話すには笑顔は大切。
面談の始め、WEBなら通信状況の確認だし、リアルならアイスブレイクになる雑談を入れると良いよね。特に相手が緊張しているなと思う時には、会話ができる状況に持っていくこと。
雰囲気が和らいだら、何はともあれ「ラポール形成」。まずは信頼関係の構築です。私の場合には、履歴書・職務経歴書・WEB等の先に読んで置ける資料があれば読んでおいて、自己紹介をしながらさり気無くマッチングさせます。出身地でもいいですし、誕生月でもいいし、関西の大学ででもいいし、スポーツでもいい。応募者がへー。そんな共通点があるんだ。と思ってもらえると良いんです。最初に自己紹介して、自分がどんな人か話しておくと応募者側もリラックスできるし、ある程度長い時間自己PRしてると、相手に自己紹介お願いしたときに、たくさん話して貰える。応募者側からすれば、何効かれるかわからない面接で長く話すのは大変だろうけど、自己紹介なら自分の事だから、ある程度誰だって話せるしね。ということで、会社担当者側から自己紹介するの結構大事で、応募者側もリラックスしてたくさん話すことで、話しやすいな、って思えることが重要なんです。で、応募者の自己紹介を聞きながら、「ページング」の要素を拾い出す。姿勢やジェスチャー、話すスピードや声のトーン、特徴のある言葉の用法なんかがあれば、ミラーリングして聞いてもらいやすいな、仲間っぽい、気が合うかも、みたいな雰囲気を作っていく。
話しやすい雰囲気にまで持っていけたら、会社説明や業務説明。ICTカスタマーエンジニアの会社ですよとか、愛知県が本社で、全国に拠点がありまして、メーカーさんの下請け的な仕事をよくやっていますとか。パソコンの入れ替えとか、コンビニのポスレジの交換などしてますとか。で、このあたりで重要になる会社のカルチャーみたいなものに共感を得るように持っていく。ラポール形成に失敗していなければ難しくないのだけど、答えの決まりきっている返事の必要性のなさそうな質問、例えば「お客様対応する上で、作業品質って大事ですよね。」みたいな言葉の投げかけをしながら、うんうんってうなずく。ラポール形成が上手くいってミラーリングしていると、相手もうんうんってうなずいたりする。その手のを何個か入れながら業務説明をしていき、「手順書順守」や「忘れ物確認」、「商流について」「エスカレーション」等、わりとうちの業界では常識的だけど、世間的にはあまり常識的でない注意事項を落とし込んでいく。しっかり落とし込めると距離感を縮めながら品質向上が狙えるので、この辺りは重要な数点だけでもいいのでしっかり話しておきたいよね。
ある程度、会社説明しながら注意事項などで当社のカルチャーや品質に対する姿勢みたいなものが落とし込めたら、相手に話し手のターンを譲って聞き役に回る。面談しているとついついいっぱい話したくなるのだけど、応募者が気持ち良いのはやっぱりしっかり話せて聞いてもらえたって思うことだからね。話しやすいテーマで、人間性やスキルが見えるものが良い。ITスキルに絡むこととか、職歴の深堀や自己PR等。
ある程度満足いくまで話してもらえたかなと思ったら、伝えておかなきゃいけない事を話す。契約内容とか、支払日とか、基本工具とか基本の服装がスーツでとか、報告の仕方とか。
そのあとは、ヒアリングしとかなきゃいけない事を聞き出す。どのくらいの頻度で働きたいかとか、いつからいつまで働きたいとか、車出せるかとか、土日や夜勤はいけるかとか。
それから、スキルチェック。まぁあんまり面接選考色出さないでねとはいうものの、スキルチェックはある程度必要だからね。信頼関係ができていれば、ここで未経験者があまりにもわからなくて怯える事もないし、虚勢を張ってよくわかんない答えをしちゃうということもなくなる。
最後に、質問受付で聞かれそうなこと、大体パターン決まっているけれど、何でも聞いてね、気軽に答えるよって姿勢を示す事が目的なので、もし特にないよって時でも、なんらか話すネタを持っておくと良いですよね。
最後に、採否及び契約の話や案件の受注フローなどを説明。基本的に採否は、各拠点で一緒に仕事できるかどうかで判断して、それでいいのだけど、気をつけたいのは採用時にしっかりと契約に・・それからの運用に、興味をもって貰えるように信頼関係を向上させながらのクロージングを心掛ける事。
面談は、一番強力に魅力付けができる機会です。ここで親密になれるかどうかが、契約、運用にどれだけつながるかの重要要素になるし、今後の品質も左右してきます。
大事なのは、面談の前後にお礼やメッセージを自分自身でつける事。メールでもいいし、Skypeでも良い。こういう一つ一つがビジネスライクにならない「仲間として迎えたいんだ」って気持ちが、伝わるんだよね!