2019年1月24日
当社が参入しているフィールドサポートの業界では、昔からフリーランサーが活躍していて、特に単発スポット案件などではアジャイル(俊敏)に働けて一定量の技術を持った技術者が大きな活躍をしてきた。最近は、こうした働き方で自分のスキルを活かす人が急激に増えてきていて、技術革新の背景もあり仕事はどこでもできる、どこからでも請けられるって思う層が急拡大している。本当に働き方って猛スピードで変化してきていて、そうした流れをアジャイルエコノミーって呼ぶらしい。あるいは、音楽でミュージシャン通しがその場限りの単発ライブセッションを行うことをギグと呼ぶことから転じて、ギグエコノミーと呼ぶことも多くなってきたようだ。
当社の強みは、正規社員として技術者を雇い、安定した一定数の技術員を確保し品質を高めるところと、短期納期大量人数を賄うためアジャイルに働いている各地域のプロフェッショナルな個人事業主を多くスタッフとして持っていること、すべての都道府県に同業で行っているパートナー会社と良好な関係を維持しつつ、パートナー網を拡大し続けていること。これらのハイブリットにより高品質と低コスト、そして短納期に圧倒的な強みを持っていることにある。
この採用困難な時代にも、多くの社員が新たに参加してくれることも本当にありがたく思いますが、創業来強みにしてきたアジャイルエコノミーへのアプローチもここにきて本当に活きてきていると感じている。特に最近の急激にアジャイルエコノミー化する働き方は、当社にとっては明らかに追い風になっていると感じている。
一方で、このアジャイルエコノミー、社員として働く層の考え方にも相当浸透してきている印象があって、本来「長く働いてもらいたい」と思って採用している正社員にも転職の意識の敷居が低くなっている割合が急拡大している。中核の業務は機密もあり、顧客との信頼関係もあり、腰掛のつもりの人材には任せられないし、ある程度時間をかけて教育しても離職されてしまっては教育コストが回収できない。正社員にはその安定感や伸びしろに期待している部分が相当あるし、そこに対して先行投資している意味合いも強い。働き方は個人の自由だと思うし、労働市場はもっともっと流動化するのは仕方ないと思う。そういう働き方を認められる会社でありたいと思う一方で、長くしっかりと当社に貢献し、教育した以上に成長し、お客様との深い信頼関係が結んで貰える社員には、大いに報いられる会社でありたいと思う。