2017年6月6日
私は昔から会議があまり好きじゃなくて、本当に必要なタイミングでしか長い間ミーティングを行わなかった。
推進するのが自分で、周知するのはメール等だけでもある程度充分だと思っていたからだ。必要な意見も個別に吸い上げれば良いし。
何せ、人を同じタイミングで集まるのは費用がかかる。特に遠隔地にいるメンバーを収集するのは交通費だってかかるし。情報の共有化のメリットは、コスト以上に出るかって言われると、「勿体無いな」と正直思っていた。
考えが変わったのは、最近になってからだ。去年、大阪の体制を大きく変えた時に、四半期に一回ミーティングするようにした。方針を説明して、目標を立てて、進捗を確認し、会議で出た事についてレポート書いてもらい、私から個別にメールでフィードバックを入れる簡単なものだ。
もちろん会議があったからだけなんて思っていないけれど、長年懸念になってい大阪業績は急回復して、全員共有された価値観や意思の元で真っ直ぐ前に進んでいる。管理職のリーダーシップが強く発揮されているのは間違いないけれど、会議を通して私は学んだことがある。
会議はきっと、何かを共有するような目的よりはずっと、そこで発言した事を確認する事によって、参加者各々その人を推進させる事に意味があるのだ。
そして、その推進力は、会議の中で発言されたその人の口から出た目標の高さと具体的な行動と、責任感によって大きく左右される。
最近、東京大阪名古屋の若手中心メンバーを集めて、ロングミーティングを行なった。経営小説に出てくるキックオフ的なアレだ。
私は議長をしているし、意見集約や決定もするけれど、主には会議のやり方を浸透させるためにいて、極力自分の意見は言わないようにしている。(勿論、私の方針や意見なんかは既に百も承知なメンバーでやっているから、私の進みたいなと思っている方向性は言わずとも皆んな理解してる)
早速各オフィス、色々と動きがあって、今季大阪で起きたような大きな前進が全社的に起きるとしたら、これは本当に来期が楽しみだ。
幸い景気的な地合いはとても良いし、会社の地力が高まればそれだけで結果はきちんとついてきそうだ。