2014年8月29日
第11期の決算総括です。
本期はXPからの交換需要を中心に、業界全体が特需に沸いた一年となりました。お客様、社員を始め、関係者様にはご無理をお願いする事も多く、この場を借りまして御礼申し上げます。
9期、10期の好調さの勢いを減ずる事なく、堅調な受注に支えられ、年商も4億弱まで伸ばすことができました。本社も売上を伸ばしてきましたが、本期に力を入れて参りました東京・大阪が機能的に動くようになり、売り上げ貢献できるようになってきた事が受注量の伸びに繋がりました。
また、大型案件の受注と共に進出いたしました、北陸オフィスも3月以降順調な滑り出しで稼働し、中部圏は静岡・北陸という抑え、大きな強みを持つ会社として認知が進み、全国案件も受注しやすい営業基盤が出来ました。
この11期決算では一般派遣業の許認可更新要件を満たすために、資産要件を満たすため利益を積みに行きました。利益確保策として、手元スタッフの拡充に努め、求人の広告宣伝費は10期の88万円から482万円に増えてしまいましたが、受注の受け皿を積み増し、全体としてはコストを削減し、利益を確保できる体制で運用する事が出来ました。
財務状況と致しましては、三菱東京UFJ銀行様及び名古屋銀行様より追加の融資を戴きまして、ほぼ倍増した受注に対しても余裕を持った資金運用で対応する事が出来、決算時期にも概ね運用金額の2か月分のキャッシュを手元に置いておく万全の財務基盤で運用する事が出来ております。
さて、第12期となる今季の特徴と致しましては、大型案件で通期の受注が概ね見えていることです。経営する上で安定受注が確保できている安心感は大きく、その上での積み上げを狙っていく展開になるかと思います。
市況としては、XPからの交換残作業及び、Windows Server 2003のサポート終了に伴う交換需要、五輪開催に向けてのインフラ整備等今期もプラスの要素が多く、都市圏を中心に底堅い景況が期待できると思います。
12期に向けての課題と致しましては、東京オフィスの受注力強化。上流工程を担当できる技術者の確保。営業人員強化を図りたいと考えております。
それでは、今後ともご支援の程、何卒宜しくお願い致します。