2006年10月8日

《請ける》

仕事をする現場において、その仕事の意義について考える事はとても重要な事だと思う。
自分の身の回りからでいい。
「まず自分にとってどんな意義があるのか。」「会社にとってどんな意義があるのか。」「クライアントにとってどんな意義があるのか。」このあたりまで順番に考えてみて、それぞれ自分なりに答えを見つけることができれば、仕事に対する「責任」について充分に把握する事ができる。
更に進んで、
「使うユーザにとってどんな意義があるのか。」「社会にとってどんな意義があるのか。」「今という時代にとってどんな意義があるのか。」このあたりまで考えが至るとしたら、きっとその仕事は自分にとってとても面白いものになっているだろうし、主体的に何かをやりたいと考える事が出来るようになっているはずだ。
そして、大事なポイントとしては、それぞれの意義のベクトルが常に同じ向きを向いていない事は普通なんだ、という事を把握できているかどうか。そして、そうした場合についての自分の対応について、普段から考えているかどうかと云う事なんだと思う。
小さい部分で、「自分にとっては意義が無くても会社にとっては重要」の場合や「自分にとっては意義深くても、会社にとっての意義としては見出せない」場合にそれぞれのポジションのなかで、自分はどうしていきたいのか、という部分をクリアにする事ができれば、環境に関わらず自分が得るものは大きくなると思う。
その上で、「小さくてもこだわっていきたい事」「広く色々な視点で経験を積みたい事」等、自分なりの色を出していければそれでいい。
一つの仕事を請けるとき、そこには色々な人の様々な意義が織り合って、小さくはない価値を生む。
叶うなら、皆にとって大きくプラスの意義を持つ仕事を請けていけたらいいな。

2006年10月5日

あぁ大阪

「ブログ、固いよぉ」といわれ、ちょこっとヘコんだので、もっともっと柔らかい文体で書いていくことにした。
今日は朝方からバタバタして、お昼に採用面接をした後で、潔く寝ることにした。
昨日の夜は、大阪の協力会社の人とシコタマ飲んで、車で通勤していたのでそのまま会社に泊まっていたんだけど、どうしても会社にいると仕事をしたくなるんだな。
気がつくと朝が来ていて、いきなりトラブル。行き当たりばったりの仕事ぶりでちょっと恥ずかしい感じ。
まぁそれはそれとして。
関西地区は、私の出身大学もあって個人的には攻略したい地域でもある。仕事もわりとそっちの地区でも発生するし、大阪本社のお客様も実は何社かある。
だから、去年拠点を作って攻め込んでみた事もあるんだけど、ちょっと今のところ失敗している。
だからといって興味や意欲を失ったワケじゃないので、大阪話を聞くと思わずもう一回戦ってみたいなぁと思ってしまうのだ。
ここ暫くは名古屋の景気がとてもいいので、軸足はやっぱりこっちになってしまうのだけど、攻めたくて攻めたくてウズウズしているのがホンネだと思う。
今度は勢いだけじゃなくて、きちんと体制作って手を出したいんだよね。
うん。がんばろぅ

スタッフのワークスタイルや請けられる仕事の幅を増やすために創業以来とろうとろうと思っていた派遣業の許可がついに今月降りた。
当社が責任者ワークに誇りを持っているのはこれからも変わらないし、主体とする営業方針が請負型であり、ある種「派遣」というものに対するアンチテーゼを持っている事もこれまでと変わらない。
しかし、人的リソースが有限であり、クライアントが直接指揮権を持ちたい仕事のケースも当然あり、ニーズに応えていくために法的に必要な整備をしていくのも企業体の使命の一つだと当社は考えている。
何はともあれ、この派遣取得までのプロジェクトは苦しいジャッジの連続で、何とかできたなぁと云うところが本音である。
事務所要件、資本金要件、管理者要件、どれもゼロから始めた当社のような新興企業にとっては重いものばかりだ。今年の一連の社内体制整備の多くは本件をターゲットにしていたといっても過言ではない。
あとは、13日に愛知労働局に伺って交付説明会を受ければ晴れて派遣事業を行うことができる。
攻めるための布石は、一つずつ整いつつある。

2006年10月4日

起業の魅力

今週のB-ingには、当社の田中さんを特集で取り上げていただいている。
一緒の号で採用募集も載せたのだが、今回の記事、反響といい出来栄えといい本当にいい。
起業の魅力というのは、社長自らが語るのはそれはそれでいいと思うが、他の社内スタッフから語られると一層引き立つものじゃないかと最近思うようになった。
特に創業期を一緒に戦い抜いているメンバーというのは、本当に様々な想いを胸に「会社創り」に貢献している。
充分な技術なり経験なりをつんだ人物であれば、今の時勢、引く手あまたなのは言うまでもない。その中で「当社で働く魅力」というものをそれぞれ見出して仕事をしてもらっているのだから、これはもう本当に社長としてはうれしいものだと思う。
うちくらい小さなベンチャーであれば、「自分の担当した一つの仕事によって、お客様が信頼を寄せて、より大きなお仕事を任されていく。」という過程が、ありありと感じられる。自分が切り開いた結果によって自分の新しいステージを導いていけるという魅力だ。
そして、自分の切り開いた道によって新しく人を募集し・育成し、個人からチームへと仕事するスタンスが変化していく。そんな大きな企業の歯車であれば何年もかかるその過程をギュっと濃縮して経験できる魅力もある。
この特集では、田中さんの言葉、
「それまで培った知識が通用しないなら新しく覚えるまで。経験があるとはいえ、そこにあぐらをかく真似はしませんよ。」
というトライアンフに根ざすスピリッツをそのまま記事にしていただけた。
なんといっても当社のみんなが共通して感じる魅力は、こうしたアツい気持ちをもったメンバーと一緒に働いていけるという喜びにあるのだと私は思う。