2006年8月17日
会社を作った直後というのは、なんとなく社長という肩書きにも新しい会社で再出発という印象にも馴染みがなくて、違和感を感じていたような気がする。
取締役も自分しかいないので、代表取締役もなにもないものだが名刺には「代表取締役」とつけていた。
社員も売るものもない会社の代表者というのは、滑稽な感じがするのだが、何よりも始めて会社での売り上げが立った時は、言い様もなく不思議な感じがしたものだ。
地元に帰ってちょっと疎遠になっていた友人たちに連絡したときも、
「あれ?日向いま何やってるん?」
「んー。社長かな。」
「へぇ。すごいねぇ。起業したんだ。」
という会話をしながらも、すごいことはあまりしてなくて、普通にバイトしているよなぁと思ったものだ。
一番違和感として強かったのが、<社長=金持ち>の方程式だ。
「ここは、社長におごってもらいましょぅ!」
等といわれてみても、収入のない社長なんて、固定費が飛ぶばかりで一般のフリーターよりも金額的には苦しい。
失業保険は出ないし、会計士さんから「個人で収入を立てるのはやめてください」と言われるし、社会全体で創業者を盛り上げるってのは表面だけだよなぁとつくづく感じた。
ちょっとニーティな香りのする時代だったが、それはそれで価値のあるヒトトキだったと思う。
2006年8月17日
2006年8月16日
はじめまして!
株式会社トライアンフの日向と申します。
「起業家100人ブログ」
正式スタートは18日からと伺っていますが、ちょっとフライングして掲載していきたいと思います。
当社ホームページ「社長室」とは一風変わった、これからの起業家に向けての熱いメッセージを伝えていけたらと思いますので、是非日向の新ブログ「そして想いはビジョンに変わる」をよろしくお願いいたします!
2006年8月15日
インターンを受け入ると暫く途絶えていたアカデミックな会話を取り戻す自分に気がつく。
ナリッジマネジメントについては、私が大学にいたころ流行っていたマネジメント理論なので聞く機会は何度となくあったのだが、「知識やノウハウを共有する方法論」くらいのトーンでしかなかったような気がする。
私の中では、エンドユーザコンピューティングやもっと言えば「ファイルの共有やBBSの活用」の親玉くらいの感覚しかなかった。
昨日インターンにきている子と話をしていて、ナリッジマネジメントについて話を聞いていたら「SECIプロセス」についてや「ナリッジマネジメントの限界」といった耳慣れないコトバがたくさん混じっていた。一通り教わった後、かえって早速調べてみる。新しい理論というのは面白い。私が不勉強だっただけなのかもしれないけれど、当時「手段」にしか興味がいかなかったものが、理論的にも練られて面白いものになっているように感じた。
それとも、当時なんとなく聞いていて、今は必要に迫られているからか・・。
それにしても、インターンを受け入れると教えることよりも教わることのほうが多いので、なんだか少し恥ずかしい。
2006年8月14日
個人的な話であるが、私の方針として最近加わったものがある。
それは、「即決を迫る営業マンの持ってきた話はどれだけ魅力的に見えても断る」と云うことだ。
確かに私自身は最終決定者だし、基本的に拙速であっても判断する事を優先することは多い傾向にある。
今まで何回かちょっと魅力的だと感じる話で、営業マンがクロージングを迫ってきた事があったが、やはり専門外の事であればみんなの意見も聞きたいし、自分で調べたりもしたい。そんな中、中々その交渉のテーブルから離してくれない事もあるのだが、強引にくればそれだけ胡散臭く感じるものだ。購入した後も騙されたような乗せられたようなとても嫌な気持ちになる。
一社、クロージングのみならずその場で現金で全額支払うようにと云ってきた会社があったが、サービスの善し悪しはとにかく、こうした会社と取引を続けたいとは考えられなくなる。
「話を聞いてみたいな」レベルの会談のテーブルで即決を迫る営業はうちに対しては逆効果なので、回り道に見えても信頼関係ような取引関係を作るように努力して欲しい。