2005年1月6日
2005年1月5日
忘年会から新年会へと、このシーズンは飲む機会が多い。
また、やる事も多い。何もかもが順調であれば、問題が無いのだがなんと云っても事務系の仕事の期限が年末・年始はとても多い。システム化されていないだけ手間も多いし無駄も多いのだが、やらなければならない以上力押ししかないのである。
そんな中でも、友人達と楽しく飲る時間を潰すわけにはいかない。最近難関試験を突破した友人の言葉で共感したものがある。『「特別なことではない」と自分に言い聞かせるためだ。「今は~をしているから~出来ない」という言い訳はしたくない。どんな状況であっても、やることはやる。人生を目一杯楽しむ。時間は自分で工面する。』そうだ。これだ。特別な事ではないのだ。それくらいのタイムマネジメントが出来なくて何が経営者だ!
・・・が、期限は刻一刻と迫り、さっぱり作業は進まない。未完成の書類を持って、税務署に行き、没をもらって家に帰る。そしてまた資料を作成し、税務署へ・・。
税務署が遠い。家から1時間もかかるので、往復すると2時間だ。1日では2往復が精一杯なので可能な限り完璧な形で向かいたい。楽しい新年会の一幕が終わるとまたPCに向かわねば。期限の足音だけが迫っている。
2005年1月4日
ベンチャーのイメージといえば、勢いがあり、前向きで、何者も追従を許さないような覇気を連想するものである。それを体現しているのは代表者であり、他のベンチャー社長などを見ると、剛毅一直線のような人によくであう。
実際、自分を振り返ってみても、創業には勢いがいるものだし、常に強気である必要があるのも正にそのとおりなのだが、それでも自分は柔らかい経営者でありたいと思う。経営における柔らかさとは変化に敏感である事だ。朝令暮改でかまわない、という事だ。頑なに何かを成し遂げる人は立派だと思うが、柔らかく波に乗る生き方があってもいい。
強気で何かを成し遂げた人は、その成功体験を踏まえて益々頑なになっていく。バブルの崩壊はそうした頑なな人がもたらして、彼らにはそれまで積み上げた成功体験が一瞬でなくなる失敗体験が与えられた。
時には退く事もできるような、そんな柔らかい経営を志したい。
2005年1月3日
私が大学時代専攻していたのは経済学部である事は公言してきているが、ゼミで専門に行っていたテーマは女性労働であった。日本全体で考えて、従来の男性労働者だけで社会がもたない事は明らかであり、次代をになう労働力としては、一つは女性であり、一つはシニアであり、一つは外国人であることはもはや避けられない。
当社としても社会に優しい企業でありたいと常々考えているので、年齢や性別や国籍で能力を選別したくはない。制度はまだ全然整っていないが、他の案件同様いずれはきれいな形に整備していく必要があるだろう。
働きたい人が働きたいだけ働ける。そんな企業になるためには、理想だけではなく現実に超えなければならない壁がまだまだたくさんある。
2005年1月2日
営業現場では、「ノルマ」という表現がマイナスのイメージを持ちすぎたために、最近では「コミットメント」を同義で使うことが多くなった。個人的には、企業内においてこの意味でコミットメントという言葉を使うのはどうも馴染めないし、納得もいかないのだが、それでも企業間においては似義であったとしても「コミットメント」大事にしたいと考えている。私が使う場合この言葉の定義としては、するべき仕事と出来なかった時のペナルティを約束毎に取り決める、としている。企業としての柔軟性を失わず、コミットメントをきちんと守る、そんな企業でありたい。
上記のような使用方法の場合では、コミットメントの意は「約束する。確定。決定。」を意味しているが、組織体としての「コミットメント」という場合は、定義が少々異なる。
組織コミットメントと云う観点で捉えた場合、一般的には「個人が特定の組織に対して強い一体感を持ち、その組織に深く関わること」とされているが、要は「ヤル気」を意味しているのだと思う。ネットで調べてみて一番得心のいった説明としては、『「モチベーション」とは、作業レベルでのやる気を指し、「コミットメント」とは、仕事レベルでのやる気を意味します。』というものだろう。
(参考:http://www.keiomcc.com/terakoya/learners/back/06.html)
その説明の中でも云われていることだが、企業の成果は実作業を行うスタッフのコミットメントを如何に上げていくかにかかっていると云える。経営の役目はコミットメントを引き上げることに尽きる。当社の考え方や手法については別の機会に述べることにするが、この「意識の高さ」が当社のサービス品質の要と考えている事は間違いない。