2005年1月31日
2005年1月30日
強気の創業社長として楽天的に生きている様に見られがちな私も、何かに向かって一歩を踏み出す時には大きな不安や悩みに捕われる事になる。そして、主観的になればなるほどその不安や悩みは大きなものになる。だから私は、不安に思うときはあえて自分を客観視する事にしている。その人にとってどれほど大きな不安であっても、どれだけ深い悩みであっても、人から見ればたいしたことではない事が殆どである。
客観視できれば解決は簡単で、最後はリスクリターンで考える事になる。客観視した自分から見れば、「リスクを取るべく賭けるものは、所詮自分の人生くらいなものだ」と割り切ることができ、賭けてみる価値が十分にあると判断できるものばかりだ。
だから、不安に思っている事や悩んでいる事の答えというものは、人に答えてもらうまでも無く、自分の中にすでにあると言い切っても良い。人に相談したり、こうした場に書いたりするのは、つまりは客観的な自分を引き出すための予備動作に過ぎない。
しかしながら、大きなリスクを取ろうとしているというのは、大きなリターンを期待しているときになる。客観視しきれないほど大きな不安を抱えているときは、大きな成功に向かって踏み出そうとしているときでもある。
だからこそ不安に思うときは、同時に期待に胸を躍らせているときでもあり、この上なく私らしいと思う瞬間でもある。
2005年1月29日
進学、就職、転職の度にやっていた性格診断を「エゴグラム」と呼ぶ事を本日知った。
50問程度の問題を解いてみて、下記5要素を調べる、というものだ。
転職系のサイトに登録するといつも見かける診断テストだ。
CP(批判的な親心;家父長的)
NP(養育的親心;母親的)
A(合理的な大人の心)
FC(無邪気な子供の心)
AC(順応した子供の心)
友人に簡易エゴグラム診断サイトを紹介してもらった。
http://www.egogram-f.jp/seikaku/
やってみたところ、BAABCであった。なるほど。面白い。
幾つかのサイトでエゴグラムを調べられるので、色々試してみたが基本的には、診断結果は変わらない。しかし、就職したての頃や、留学していた頃、大学にいた頃などではきっと微妙に診断結果が異なるのだろう。当社が大企業の仲間入りを果たした頃にはどうなっているのだろうか。今から楽しみでもある。
2005年1月28日
経営でも人生でも、そして何かを教える場合でも、難問にあたっと時の対処として大切な事は「単純化」にある。可能な限り本質を抽出し、できる限りシンプルに捉える。そして、その根本部分の解決を目指すのだ。枝葉の部分はその後で良い。
目の前に大切にしたいお客様がいて、引き受けたい案件がある。受けるためには、他の仕事を断らなければならないかもしれない。人が足りないかもしれない。スキルが足りないかもしれない。予算が足りないかもしれない。
確かに、大きな案件で未知の仕事を引き受ける際には、クリアしなければならない問題が次々と思い浮かぶ、実際に走り出せば思いもよらない問題がさらに次々に発生するだろう。
だが、本質は単純なのだ。お得意様からのおいしい仕事だから引き受けたい。だから引き受ける。これで良い。そして全ての問題に関する答えはこれから考えればよいだけの事だ。
全ての問題は単純に考える事だ。人がいなければ雇えばいい。借りてきてもいい。金が足りなければあるところから借りればいい。スキルや知識が足りなければここで学べばいい。大丈夫。きっと簡単な事だ。
大事な事は、チャンスがあればそれを逃さない事だ。手を出さなければ失敗するよりも後悔するだろう。ただそれだけの事なのだ。
2005年1月27日
寝たのは2時を過ぎていた。
ピピっとなる携帯の目覚ましを止めると、ひんやりとした空気を布団越しに感じる。
「今日は、掛川。」
携帯で時間を確認すると5時半。半分眠った状態のまま風呂に入り、目がさめるのを待つ。
大丈夫。行ける。
体の細胞が一つずつ目覚めていくのを確認しながら、今日のスケジュールをトレースする。
まず、すぐにあの案件のメールを書く。次に今日の案件の準備をする。
自分はここに行く、彼はあそこに行く。明日・明後日と頭の中のカレンダーをめくり、必要事項に漏れが無いかを確認する。
大丈夫。行ける。
確信がもてたときには、目がさめている。後は走るのみだ。待ち合わせの場所でスタッフをピックアップし、高速で静岡に。かかってくる電話に応対しながら、同時に対応策を練る。
現地に着くとエンドユーザに挨拶をして、早速業務に取り掛かる。
すでに研修にて手順はしっかり確認している。どの業者よりも丁寧に、迅速に。
手早くコンソールを操作して、撤去品を固める。チェックシートにそって一つずつ詳細に確認をとる。進捗を細かく本部に伝える。一つずつ、お客様なりエンドユーザ様なりが期待する一歩上のサービスを常に心がける。撤去したこれから捨てるだけの廃材といえども、まとめる際に汚れを落とす。ケーブルをまとめる。指示に無くとも増設した機器や機能の説明をエンドユーザに行う。
我々自身がクライアントの指示無く、かってな付加作業を行う事は出来ない。出来る事は、こうした「心配り」に属する部分だけである。しかし、これが次に繋がるのだ。
昼過ぎには業務を終え、帰路に着く。なり続ける携帯の対応に追われているうちに日は沈み、夜まで人の手配を行い、一息入れると日付が変わろうとしている。
忙しい。でもそれがいい。ごろりと横になり、天井を見上げる。
「さて、プレジデントルームには何を書こうか・・」